SH@CK視点の『新たな技術上の規格解釈基準が齎す市場変化』

新台不足が極まったGWが始まり、丁度一週間前の4月22日より新たな技術上の規格解釈基準に則った遊技機の持込が開始された訳だが、この変化がどのような市場影響を齎していくのかをいつも通り主観で書いていこう。

このサイトを閲覧されている方々は“熊さん”事[石川忍氏]や“POKKA吉田さん”事[岡崎徹氏]の記事もチェックされているかと思うので概要云々は今更の内容になると思うが確認がてら付き合って頂ければと思う。

今回の新解釈基準での変更点は①パチンコ【b時短(遊タイム)発動制限緩和】・②PS共通【コンプリート機能】の二つとなる。厳密に言えば6.5号機の緩和も全て当てはまる訳だが、1月17日からの持込にて適応されており、以前の記事で使用は触れているので今回は割愛させて頂く。

4円ハイミドルに集中しているターゲット顧客とは

現在のハイミドルは、Re:ゼロ、エヴァンゲリオン、ガンダム

といった機種が中心になり稼働しているわけですが、

Re:ゼロのスタートは、2012年です。

エヴァンゲリオンのスタートは、1994年です。

ガンダムのスタートは、1979年です。

ターゲットの時代背景として考察してみると、

花の慶次は、1990年にスタートしています。

北斗の拳は、1983年にスタートしています。

キン肉マンは、1979年にスタートしています。

原作となっている漫画がスタートした時代とは、

そんなに強い関係性があるわけではないようですが、

それでも緩い関係性があるのではないかと思います。

その時代を生きた人の思い出は人生そのものです。

その当時流行った音楽やTVドラマ、電気製品や車など、

外部環境は人の心理(価値観等)に影響を与えることが

分かっています。

とくに青春時代の環境からは強い影響を受けるため、

その時代を代表するようなモノは記憶の奥底に残ります。

2025年問題を考えても、団塊の世代が青春時代だった

熊散歩 ~ユニバーサル→平和 続き 

販売終了前の機械に関してはコッチで書く事にします

P麻雀物語4
10人打てばそのほぼ10人が70回転で1/99を突破しなくてはならず、半分は篩にかけられ、
突破しても、その5人のうち確実に1人は50回転で1/219という非常に薄いところを引かない限りは打ち死にして頂く仕様。
まぁ、少台数でも耐えられる辛い設計だけに早期償却を念頭に甘デジ待ちつつ気長に粗利を運んでもらう運用になろうかなと。
売却は、今の御時勢的に避けたい「枠」を手放す事となるだけにくれぐれも慎重に。

先週の熊散歩 ~藤商事→高尾→ユニバーサル→平和

藤商事
PストリートファイターV
7000台予定

4月13日現在で既に完売ってことらしいので書いちゃいますが
ワシは‘あの3分間’は耐えられなかった。
65%突入や大当たり中のバトルで継続は上々なのですが
バトル終了→次の特賞開始に掛る1分はなんかしらける。
格闘メインの演出内容には十分理解するも、個人的には厳しい評価。

高尾
Pあっぱれ!夏物語
200台程度を予定

くぎ大杉ww ノスタルジーww 
役物は言わずと知れた型ですからゴトも過去経緯参照。
W入賞はサイドの追っかけより、チャッカー上部くぎ群からの絡みがある分
餃子より機会は多そうだけど7000発だけに・・・
役物系ホールニーズ上昇気配だけに あっぱれ! って速度で完売しそう

ユニバーサル
P真バジリスク
7000台予定

コーきましたかw
(以下、まだ案件取りまとめ中なので「ここだけの話」にて)

平和
P麻雀物語4
6000台予定

SH@CK視点の【旧規則機市場撤去によって市場へ齎した変化】

2018年に規則改正が施行されて早4年、遂に“X-DAY”とも言われた旧規則機設置期限となる2022年1月31日を迎えた訳だが、市場は一体どのように変化したのか…
という事で、今回は【旧規則機市場撤去によって市場へ齎した変化】を某DATAの数値を中心に確認したいと思う。

まずは大まかな規模の確認として
●売上・粗利・台数を前年比で確認してみよう。
※【売上】[粗利]《台数》
『2022年2月全体』【101.78%】[100.26%]《98.32%》
『2022年2月パチンコ』【113.35%】[110.59%]《99.62%》
『2022年2月スロット』【85.85%】[83.87%]《96.27%》

『2022年1月全体』【110.45%】[109.12%]《102.12%》
『2022年1月パチンコ』【124.55%】[120.59%]《104.35%》
『2022年1月スロット』【92.63%】[92.92%]《98.83%》

インフレが可処分所得の減少に強い影響を与える

日本の直近の物価上昇率は0.6%程度ですが、
けっして安心できる状況にはありません。

ガソリンなど石油製品だけでなく、それに関係する製品なども
値上がり続けています。

また、木材や食品などの値段も大きく上がりました。

そしてロシアのエネルギーやウクライナの穀物など、
その輸入がストップしてさらに物価は上がると予想されます。

そのような理由から、今後さらに一般消費財の値上がりが続くのですが、
給料のアップだけは鈍いようです。

日本のインフレは、輸入物価が上がり、
その影響で企業の仕入れ価格が上昇し、
それに耐えられなくなって値上げをする、
というコストプッシュ型の悪いインフレです。

つまり値上げで企業も儲かっていない、
そして給料が上がらない中でのインフレは、
家計、特に低所得層を直撃することになります。

これにより娯楽に対する消費が減ることは明らかです。

現在ハイミドルが高い射幸性ということを背景に、
好調な稼働を見せています。

機種概要シートにおける表出数値の反省会~3月前半導入機種編

工房で提供している機種概要シートの反省会…
(添付シートを眺めながら御読み頂ければと)

エヴァ、鬼がかりに関してはユーザーニーズがここまで高くなるとは
当社のエクセル先生も驚いているのでは…

メーカーの販売ポテンシャルのみ、販売状況を勘案して入力するのですが、
ルパンに関しては、2月初週の新台ニーズがどこまであるのか見えず、
また、前身機マモーの稼働結果にビビったために今回は「C」と入力するも、
初動に関してはさすがにルパン… 
シートへ「A」と入力すると初動時の中古価格予想は90万程度となるだけに反省です。

高須にも少々ビックリ。稼働状況とかではなく、導入店舗数の多さに。
当機の製造ラインへ向き合った方々の頑張りに敬意を表させて頂きます。

キン肉マンが予測には到底及ばない導入店舗数となりそうですので
バキ状態になりはしないかとドキドキしながら今後の状況を観察しようと思います。

設置機種推移

2021年12月1日週と2022年3月1日週におけるSISに掲載されたTOP100機種群から
平均設置台数2台以上の機種を島図へ落とし込み、
各機種の当該週における、OUT、玉単価、玉粗利から、対象機種群による概算をまとめてみました。
P機種群での大きな期間変化は、端的に言えば海物語系による利益圧迫からの解放。
PDFでは「内規見直しの恩恵」としましたが、これと、コロナ禍と、回胴遊技層からの流入により
店内遊技者区分に変動が生じ、結果、海物語系からの解放へ。
昨年来、シークエンスチャンネルで発してきた「島図が変わる」はこの意味。
遊技場における「新しい生活様式」は盲信、固定観念の打破からかなと。
問題はやはり回胴。PDF内の島図推移を比較すると、ハナビ⇒新ハナビ、ディスクアップ⇒ディスクアップ2に代表される
ほぼ島図を変えぬままイッテンサンマルを跨いだために生じた歪み≒粗利の減少。
営業計画上、P機で上昇した利益で補填するケースが圧倒的と思われるが、
6.5号機も、主役級が出揃うまでにどのくらいの時間を要するか?まだ誰も明確な答えを持たない状況で、
見えない援軍を頼りにどこまで持ちこたえられようか。

熊散歩 ~西陣⇒三洋⇒ユニバーサル⇒サミー

西陣
P 結城友奈は勇者である ALLRUSH Rfa
販売予定台数 3000台

ハイスクールD×D 真紅のほーが良い。 以上。

三洋
P 元祖ギンギラパラダイス HCB
販売予定台数 5000台

波の役物もったいなっ!
夢幻の時も思ったけど、役物内へ玉の行く割合が低いと個人的には。
ワープ通過が分で1.7個の設計との事ですが、ステップ経由をほんの少し下げても
ワープ経由を上げるゲージ構成がせっかくの役物なんだから希望。
変動効率も高く、199の割にはBadTY1400発と仕様的には若干甘手の安心設計。

S スーパー海物語INジャパン 祭 PE
販売予定台数 3000台

ごめんなさい。色気を増したマリンちゃんの後ろ姿の時のお尻しか覚えてません(汗
ほうとうにごめんなさい。

ユニバーサル
P ミリオンゴッド一撃 MH(Mizuho)
販売予定台数 2000台

質量の低い企業が減るということ

繁盛の決め手は質量のコントロール

企業経営の質と量は、
衰退期において市場優位を得るための重要な要素になります。

分かりやすく書くと、遊技機を買えるのか(量)、

粗利率を適正にコントロールできているか(質)、ということです。

遊技機を買えないということは、
量的な鮮度コントロールができていないことを意味します。

適正な粗利コントロールができていないということは、
商品の品質管理質ができていないことを意味します。

これではお客様の期待に応えられないため、競争力は得られません。

理想は、遊技機が買えて、適正な調整ができることです。

仮に遊技機を買えても、適正な調整ができなければ、
市場占有率でトップには立てません。

遊技機を買えないし、適正な調整もできなければ、
危機的な状況になります。

購入する遊技機を絞り込み、適正な調整をすることは、
リスクは低くありませんが、生き残るためには一つの
選択だといえます。

ページ