月刊シークエンス10月号コラム【業界羅針盤】より

「LT3.0+からの年末商戦」

一雨ごとに気温は落ち着きつつあり秋の気配も感じてきてはおりますが、地下施設を直撃するような一雨は勘弁してほしいと肌で感じている石川です。

いやぁ、線状降水帯の脅威を初めて体感しましたが、遭遇しなくてよければ遭遇したくないと感じた次第。

さて本稿では7月から導入の始まったLT3.0+のここまでの振り返りと、それを踏まえたうえでの年末商戦展望でも。

7月以降この2か月で市場投入されたLT3.0+機種は20数型式。
ハイスペックからミドルスペック、そして1型式ですがライトまで幅広くリリースされているわけですが、ホールの中心軸と期待されるハイスペック機は、言わば“三共チャレンジ”のこの2か月だったかなと。

このあたりの展開力はさすがリーディングカンパニー。

しかしながらそれぞれの稼働状況はと申しますとホール側の〝399アレルギー〟を刺激してしまった感は否めない。

なんとか面目を保っていると言えそうなのが牙狼と女神のカフェテラス、一騎当千のデカヘソ2機種ですが、ここ数年、稼働結果はその各ホールの状況によるところが大きく、機械力に頼った集客、増客はなかなか見込めず専ら店内移動というのが現状。

月刊シークエンス9月号コラム【業界羅針盤】より

「お盆期間の振り返りと年末へ向けて」

夏の風物詩でもある甲子園大会も終わる中残暑お見舞い申し上げます石川です。
さて、本稿では今期お盆期間を中心にまとめてみようと思います。

2024年お盆前はeフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン2 R&S、e北斗の拳10 GHEGを中心に5型式、およそ9万数千台が市場投入。
回胴はLゲゲゲの鬼太郎 覚醒JC等4型式、およそ2万5千台余の市場投入での進行。

2025年は7/7から導入の始まったLT3.0+からのe牙狼12 XX-MJを中心に9型式、5万数千台。
回胴はLダーリンインザフランキスSA等6型式、およそ4万台弱を携えての進行となりました。

パチンコ機はGW以降“デカヘソ”のリリース増加が特徴的。今後もこの傾向は続きそう。

パチンコ機では昨年1年間に初期段階で全体の6割以上の店舗へ導入されたのは17型式。今年はこの8月までで9型式。

回胴では昨年21機種に対し今年はここまでで13機種。適合率もありますが、回胴への予算配分を増やしているというよりはパチンコ機への資本投下を抑えているというのが実情か。

月刊シークエンス8月号コラム【業界羅針盤】

『意気阻喪』

選挙結果を目の当たりにし、元気の出ない石川です。
それにしても毎日暑いですね。どうか御自愛ください。

さて、選挙の事は岡崎編集長にお任せするとして、本稿では30年ぶりのゾロ目となった令和7年7月7日というラッキーデーあたりからの振り返りでも。

世間では婚姻届ラッシュで自治体の窓口が大混雑だったとか(微笑。

業界的にはLT3.0+の稼働開始という事もあり、また、平日の月曜日にして何もしなくても集客が期待できてしまう日と言う事で
有名ホールにはどのくらいの並びや抽選参加者が集まるのか等々、とにかく注目された日。

まぁ、例年7月7日はホールにとってはラッキーデー。しかしながら、7が三つ並ぶとやはり例年以上の稼働結果につながったのでは(笑。

有給取って並んだ業界人もチラホラ多数だったわけですが、負け報告のほーが多かったのは御愛嬌。

そんなメデタイ日に船出となったLT3.0+。

【最強の法則】7月導入機種反省会

7月のパチンコ機は13型式。販売予定台数が10万台に対し実導入台数も予定未達は数機種あれどもおよそ10万台となりました。
ハイスペック機は7型式。
最強の法則ポイント順位は10ポイントで満点のところ

eとある魔術の禁書目録一方通行BIG JKZ
eフィーバー炎炎ノ消防隊2 MS(紅丸ver.)
eマギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝 KRJ1
この3機種が8ポイント

e東京リベンジャーズ GFEC
eフィーバー炎炎ノ消防隊2(シンラver.)
e花の慶次 傾奇一転 H6
この3機種が7ポイント

E犬夜叉 LTM-TS が6ポイントでした。

東リベの初動には驚かされましたが落ち着いてきたら、まぁ、評価通りかなと。

7月の回胴は5機種ありましたがポイントを付けたのは L私の幸せな結婚 PN 1機種で、15ポイント満点に対し10ポイントでした。
概ね評価通りの結果に。

8月はパチンコ機9型式、回胴は4型式に最強の法則を適用しましたが、はてさてどうなりますやら。

現場からは以上です!

月刊シークエンス7月号 業界羅針盤 より

「さて、始まったわけだが」

まだ6月というのに連日気温30度を超え、8月あたりの気候はどーなってしまうのかと憂鬱な日々を送りつつ入力中の石川です。

さて、BT機の稼働が始まりました。本稿を目にする頃にはLT3.0+の稼働も始まる頃合いと思いますが、時同じくしてBT機第二陣も市場投入開始となります。

第1陣の5型式にて2万台を上回る販売予定としていたものの、およそ一万台余の導入に留まる結果に。

第二陣のLB AREX BRIGHT BA、LB エヴァンゲリオン sR は共に販売目標を達成したとの事ですので(LB TC-トリプルクラウン-SF 4に関しては未確認)
7月時点でおよそ2万5千台のBT機が流通し、
9月までに納品予定のLB マタドールⅢ TT、LB /クレアの秘宝伝 BT VER./ A2を合わせこの時点で10機種3万5千台のBT機市場。

回胴式が現状124万台として2年後を目標とした“BT10”への道のりはいかばかりか。

さて、第1陣の初動はと申しますと、個人的には思っていた以上にユーザーが回してくれたなと喜んでおります。

【最強の法則】 6月納品機種反省会

パチンコ機では10p満点
メイン確率帯の機種は 以下
e バキ 2 XAM2-7p
e フィーバー彼女、お借りします H-7p
e /冴えない彼女の育て方/LX04-6p
P 戦国無双 HM3-4p

バキの長所は突出した“時速”もありますが、なんといっても振り分けの明快さ
この点は今後に抑えておきたいポイントです
甘デジ系では
P デジハネモンスターハンターライズ GSPBが
最低ポイントだったのを付記しときます(泣

回胴は15p満点
L /いざ!番長/SB8-13p
L デビルメイクライ 5 ST XA-13p
L ULTRAMAN KE-12p
L/ギルティクラウン2/XF-9p
L 絶対衝激 TK-7p

番長は高p通りの結果でヨキ
DMCは駆け抜け後の1G目を公式がつぶやいた事でギリって感じ
ULTRAMANはメーカー発と実稼働でのMY単価等における数値の乖離が甚だしい
兎にも角にも、6月期から市場投入開始となったBT機の今後を楽しみにしたいと思います。

現場からは以上です!

月刊シークエンス6月号 コラム【業界羅針盤】より

「お盆の準備は例年三共と共に…と思っていたら」

気象庁から発せられた3カ月予報を見るに、今年の夏も暑くなりそうだなと思っていたら5月にして気温30度を超えた東京都内でパソコンへ向かっております石川です。
本稿ではゴールデンウィークの振り返りとお盆商戦を眺めてみようかなと。

お盆期間突入前夜と申しますと、2021年はPフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン b、
2022年PフィーバーからくりサーカスV、
2023年 P フィーバー機動戦士ガンダムSEED S、
2024年 P&e フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 2と、ここ数年のお盆期間前には三共から2万台以上の販売目標機種が欠かさず市場投入されてきましたが、
今年のお盆前における2万台以上の販売予定機種はe 牙狼 12 XX-MJ @SANSEI R&D のみ。

その三共からはライト系3型式のみと少しばかり寂しい環境での繁忙期前夜。

回胴に関しては適合~検定~即販売という流れのためお繁忙期を狙ってビッグネームの市場投入とは中々行かないのですが、今年も例年同様の流れ。
とは言え、6月から導入の始まるBT機を9型式携えてのお盆期間突入はなかなか興味深いところ。

【最強の法則】 5月期反省会

販売力は【最強の法則】に於ける、言いかえれば販売適正台数

パチンコ機は10p満点での採点

では5月納品機種

e 仮面ライダーBLACK KRJ2 /5p /販売予定 8000台- 販売力 6700台
P 海物語 極 JAPAN HTH /5p /販売予定 15000台-販売力9000台
P 織田信奈の野望全国版 V1D /6p/販売予定 3000台-販売力1800台
P 宇宙戦艦ヤマト 2202-3 MF /8p/販売予定 4000台-販売力2800台
P LT世界でいちばん強くなりたい MQ /3p/販売予定 5000台-販売力3000台
P 乗物娘 2 LM3 /5p/販売予定 5000台-販売力2700台
P 攻殻機動隊 SAC_2045 AH-RS /5p/販売予定 2000台-販売力1500台

全体的に採点内容は非常に低調
ヤマト2202のポイント自体は高めなものの、前身のP宇宙戦艦ヤマト2202-3Gが3000軒余に設置中で、
且つ、前々身機である甘デジのP宇宙戦艦ヤマト2202bHも1800軒余で稼働中な状況では動きそーなものも動きませんね

回胴は15p満点での採点

月刊シークエンス5月号 【業界羅針盤】掲載記事

「LT3.0プラス 始まるよ~ -前途有望-」

夢洲のミャクミャクが初夏の陽気を運んできたと勝手に思っている今日この頃の石川です。

前号ではBT機について触れさせて頂きました。先陣を切る5機種の販売状況は、ニューパルサー以外は苦戦と伺っておりますが、
駆け込みでの市場投入となったLB ジャックポット CY1の‘BTループ’オンリーの仕様には魅かれます。

後続としてLB AREX BRIGHT @ユニバーサルブロス、LB エヴァンゲリオン-約束の扉@ビスティ、LB マタドールⅢ@北電子、LB TC(トリプルクラウン)@岡崎産業が市場投入への準備に入った状況で本稿の入力を初めているわけですが、一先ず6月初動開始を注目したいと思います。

さて、本稿では7月から始まるLT3.0プラスについて触れて見ようかなと。

4月8日に日工組の会見がありましたので内容については本紙にお任せして割愛しますが、この会見を契機に各メーカーが続々々々々と営業活動開始。

結果、LT3.0プラス仕様機は7月だけで9型式とGWでもお盆休みでも無いのに大渋滞発生(苦笑

2024年-2025年 3月期末比較

3月末期末時を2024年度と2025年度で比較してみましたのスロット編

2024年3月末期              2025年3月末期

運用利率 12.97%            12.62%

設置シェア                  設置シェア  前年比

30π       9.2%           8.7%   -0.4%

ノーマルA    26.6%            27.3%     +0.7%

AT機       57.5%            59.2%     +1.7%

スマスロ     38.9%            52.9%     +14.0%

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