6月6日

6月に入り、県遊協、地区単組等の総会が開催されておりますが、やはり、そこかしこでの報告事項の中心は「くぎ」の件、覆面調査の件、そして中古機流通の件。
6月1日の調査開始の翌日早々に、健全化推進機構から『改善されていない』旨の書面が流れ、少しずつではありますが、緊張感も上がってきているのかなとは感じています。
今週1週間、様々な方々とお話しさせていただきましたが、それでも、「猶予期間が設けられているのだから、しばらく様子をみる」という見解、意見が大半でした。
ここをご覧の皆様は、さすがにご理解いただけると思うのですが、
よーく考えてみてください。
健全化推進機構は、いったい、≪ナニと比較して『改善されていない』≫と発信したのか?
取扱い説明書の板面構成と比較して?
否。
ガラスを開けて角度等を計測するわけではありませんから、あくまでも、機構の調査項目の範囲で、と考えるのが妥当。
「いつからかはわかりませんが、既に覆面調査を模擬的に実施し、警察庁の意向に沿える調査が可能との結論に達したから正式に開始の報を業界団体へ伝えた。」
「その事前準備時における調査と比較して『改善されていない』と発信した。」
と考えるのが妥当。

5月29日

なんだかんだ5月も終わろうとしておりますが…
えーっと…まずは、
現行MAX機のタイムスケジュールをおさらいしてみましょう。
11月29日が日曜日ということですので、ここが導入のタイムリミットとなりますから、どんなに遅くとも、10月末週までには対ホールへの遊技機プレゼンが完了していなくてはなりません。
となると、10月半ばまでには各公安委員会の検定を完了させていなければなりませんから、保通適合は9月末がタイムリミットとなります。
となると、保通への検査持込みを6月中になんとしても行わないと、もし、不適合等で修正を余儀なくされたときに対応できなくなりますし、部材の調整にも少しばかり難が出る。
7月の保通持込みは非常にリスクが高くなるわけでして、メーカーさんもこの御時世にそんな酔狂はしたくないでしょう。
っと、いうことで、たぶん、新内規の1/320分母機の開発をしているのって、SANYO(次の海ww)と、京楽.(仕事人w)くらいじゃないかなぁ~などと思う今日この頃でございます。

さて、今週は、 SANKYO/ 羽根物らんま1/2 と、excite/APPLESEEDのデータ取りを。

5月24日

ここのところ「くぎ」関連の話題ばかりで少々辟易としているので、たまには機械のほーの話でも。
先々週から先週にかけては、 大都・吉宗と、ソフィア・キカイダー、藤・リングV確の3機種のデータ取り。

吉宗
全ての(S値、BA値、T1Y値に関わる)パーツ(部位)に意志を反映しやすい構成です。
正直、これまでの大都の機械の印象が払拭された(笑
現在の業界の状況(くぎ問題の渦中)にあっては、もっと評価されていい機械と思います。

キカイダー
当機からBY値についてゲージ表内で触れていくことになります。
全体構成は若干甘め。
ただし、風車上肩部に融通が利きますので、逆にヤリ過ぎ注意で。
BA値も電チュー2個賞球ですから同様。
T1Y値の大きい仕様ですから、ここの数字の作り方が運用のPOINTでしょう。
問題の一般入賞口。
左下部は3段構成、右下部はスルー上部から逃げた玉のみが絡むという、全般的に辛い構成になっています。ですから、概ね、〔出荷状態〕で問題無いと考えます。

今日からできること、やらなければならないこと、今後考えられること…

現時点までで、いわゆる‘ベース値’がイクツでなければならない、入賞口のサイズはコレコレでなければならない等、直接的な数値表現を ‘まだ ’ されていない状況における、『業界の自浄作用を促す上で』必要な調査であるという事は御理解いただけたかと思います。
『着地点が見えないから対処のしようが無い』といった愚痴も散見されますが、数値目標では無い『自浄努力』が必要なのだという着地点であるならば、例えば、一般入賞口に玉が通らない等々の「くぎ」に関する行政指導や、一般遊技者からの投稿、投書がなくなるということが結果的に必要とされるといったところじゃないでしょうかね。

全日遊連の理事会では『くぎは取扱説明書とおりにしてください』とアナウンスすることで調整が終わったと聞いていますが、
あくまでも『入賞回数』が検査基準となっているということを念頭に、閉店後、一般入賞口、中央入賞口を睨みつけながら胸に手をあて、『一般入賞口に‘入り難く調整’しちゃった…』、『中央入賞口へたくさん入賞するように‘見えるように’調整しちゃった…』という問答を心の中のリトル自分と話し合い、よーく考えてみて、もし、心にやましい点があるならば、『自浄作用』を働かせればよろしかろうかと思います。

さて

機構から正式な発表がありました

内容は https://www.suishinkikou.or.jp/forumArticle.php?i=234 ←こちらをご確認いただくとして…

昨日、全日遊連の遊技機部会と、ホール5団体の理事会がありました。
5団体の理事会では、昨日夜半、既にホールの皆様のお手元に届いた(はず)内容のFAXの内容をとりまとめた後、
主題は、11月以降の現行MAX機の中古流通に関する話をしていた模様。
これも非常に重要な案件です。
遊技機部会では、「くぎの件」であーでもないこーでもないと…

問い合わせ殺到中の「くぎ」の件(苦笑。

健全化推進機構と警察庁の間で進められているお話ですので、正しい情報がなか
なか出てこないものですから、情報も錯綜気味ですし、ワシも含め、こと「く
ぎ」のお話なものですから、感情論や憶測も話に加わってしまうのは致し方ない
か(苦笑。

では、ここまでの流れを正確な情報に基づき、時系列でまとめてみたいと思います。

4月28日

警察庁生活安全局保安課長 名で、遊技産業健全化推進機構 代表理事宛に

「立入検査時におけるチェック内容の追加検討について」という【要請】の通達
が発行されました。(警察庁保発第98号)

内容は「遊技くぎを曲げるなどして検定や認定を受けた遊技機と異なる遊技性能
を創出することについては、悪質な不正改造事案であるのは御承知のとおりです
が、依然として同種事案の発生に歯止めがかからない状況にあります。

ついては、上記の状況を改善すべく、貴職の立入検査において、遊技くぎに変更
が加えられた疑いのある事案についても遊技機の不正改造の疑いのある事案と捉
え、新たに遊技くぎをチェック内容の一つとして加えることを検討していただき
たいと思います。」というものでした。

5月17日

GWも一息つき、今月も半ばを過ぎ、しばらく大物機種のデビューも無いし…
そーいえば18日には大都の 故 木原会長のお別れ会ですね…
補給から回胴の製造、そして大好きだったパチンコの製造ができると決まった時には事の他喜ばれ、販売へは、「パチンコは無理して売れなくてもいいんだ。作れるだけで幸せだ」とおっしゃっていた…などと他愛もない事を書こうかなぁ~と思っておったのですが…
今年は業界にとってなんて年なのだろう…というお話を書かなくてはならなくなるとは…

なんのこっちゃ?

もともと月曜日の14時半から日電協の新理事に山佐・佐野社長が再任される(らしい)という記者会見の予定があったのですが、午前中に6団体の緊急会合が招集され、13時半から日工組が急遽記者会見という運び。

議案はいよいよというかついに『釘』。

現時点で聞いているお話を書いてしまいますが、
【6月から「遊技機健全化推進機構」の立ち入り調査時に、従来の調査項目に加え、『パチンコ機の実射試打』を加えますよ。】というお話です。

その実射試打で、何を調査するかと申しますと、『他穴入賞口に実射試打時間(20分程度)内に、何回入賞するか?』。

5月10日

GWはいかがでしたか?
毛が生えたくらいであまり変わり映えしない光景…と思ったのはワシだけでしょうか(泣
5月10日はユニバカーニバルが池袋で開催されましたが、「5月10日は‘ゴ’ッ‘ド’の日」なんて刷り込みが池袋のホールさんはできたのでしょうか…?
次の‘山場’は7月7日になっちゃいますかね。
あっ!そーそー。
かなりゴト被害が出てきてますね…
スロ化物語の電波直撃被害が目立っていますが、Aタイプの設置が増えるに伴って、クレマン被害もけっこーな勢いなのをお忘れなきよう…

5月1日

待ちに待ったGW期間突入でございます。
一先ず一息つけるかなと(汗
4日、5日が少し天候が崩れるとの予報ですが、少しでも追い風が吹けばいいなと…

さて、GW前の展示機種では吉宗以外はデータ取り完了。

DAIICHI/CRモンキーパンチ
T1Y値に関しては干渉の余地無し。
S値に関しては、基本的には甘目の構成ですが、肩部から抜けないことは無いので、落ち着く事は落ち着きます。
先読み中心の演出フローですから、甘ぁ~いステージを活かして、保留3,4個点灯→保留0を繰り返す様なスランプ上等での運用をするといいのかなと。
BA値は、ある意味いくらでも落とせる構成ですから、ヤリ過ぎには御注意を。
それにしても、これ、相当、お金の掛っている機械と見ます。
版権も相当でしょうけど、金型、ギミック、映像処理等々…
到底販売目標には届かない状況、大苦戦と伺いましたが、いやぁ~ もったいない…
もうちょっとヤリ様があったんじゃねーかなと…

4月27日

さて、先週から6月納期機種のデータ取りを実施中。

豊丸/CR釣りキチ三平
左肩部の構成は、豊丸さんは平和・CRキャッツ・アイを研究したほうが良いですね(苦笑。
取り合えず、出率100%時設計分岐S値の目安が6.0回程度ですので、そこまで汲々しなくとも良さそうですが、それでも、T1Y値への介入の難しい構成ですので、若干9時方向を意識した左肩部の構成となりそうです。ただ、BA値に関して干渉の余地を持たせてくれた分だけ、過去機よりは幾分マシかな(苦笑。
だがしかーし、このあたりが豊丸さんらしいところなのですが、BA値への干渉が可能なのにも関わらず、確変・時短時の保留切れに、もし仮にでもなってしまうと、特図2の保留0個の変動秒数も‘即止まり’のままなので、BA80を切る様な調整をしてしまいますと、ちょっとばかり情けない状況となりますのでお気をつけくださいませ(苦笑。
まぁ、版権機でもお金をかけないとこの程度といったところでしょうか(苦笑。

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