月刊シークエンス 6月号 寄稿文

「2023年後半戦のパチンコ市場を考える」

早いもので2023年も折り返しの時期となってまいりましたので、今回は本年新春号に寄稿させて頂いた内容を振り返りつつ、後半戦の展望でも。

昨年末時点での遊技産業健全化推進機構への加盟店舗数は7,802軒でしたがこの入稿直前では7,478軒。
半年の間に324軒の減少です。
全日遊連加盟店舗数はおよそ6,900軒でしたが5月の総会でのお話ではおよそ6,600軒との事。
P-WORLDの登録店舗数は6,857軒から6,627軒となり230軒の減少というのがこの半年の業界模様。

P-WORLD上から10軒以上減少したのは愛知県、東京都、神奈川県となるのですが、
東京の場合、極端に言えば1駅に1軒なんとか持ちこたえているという状況。

メーカーへ目を向けてみますと新春号のWORD入力時には㈱オーイズミが㈱高尾を子会社化という報に聞き耳を立てつつPCへ向かっていたと記憶していますが、
今年の3月には老舗西陣が解散というなかなかショッキングな事もありました。
昨年来、メーカー間の販売力の偏りがより鮮明になってきているだけに、今後もホールの減少と歩調をあわせる様にメーカー間の競争は激しくなりそうです。

月刊シークエンス 5月号 寄稿文

「スマスロ北斗の拳の初期稼働からホールが考えるべきこと」

今回は4月初週から導入開始され、回胴界に旋風を巻き起こしているL パチスロ北斗の拳AD XR を通して見えてきそうな業界のこの先について触れてみたいと思います。

本稿を書いているのは導入開始からちょうど3週間経過した時点ですが、過去に類をみない高い次元での稼働維持には驚くばかりです。
支援先にもなんとか導入できたのですが、言わずもがなで実稼働状況はかなりのハイレベルで推移しています。

店外向けは休眠層へのアプローチを、店内向けには初代北斗の拳を知らない現在の遊技者層への訴求を高める事を
導入開始前のプロモーションとして各支援先にはお願いしました。

稼働開始後は全国的に導入が進み、ゴールデンウィーク前の増台も落ち着けば
休眠層を含めたレイトマジョリティーやラガードの遊技機接触が始まるだろうから、そこからが本番と伝えていますが、
この層への取り組みがロイヤルカスタマーを増やす絶好の機会と捉えています。

月刊シークエンス 4月号 寄稿文

「スマパチ最新情報から考える当面の展望」

桜と共に花粉舞い散る季節になってまいりました。Hay Fever …とほほ…
むず痒い目を擦りつつ前方を見渡してみますといよいよのゴールデンウィークが目に飛び込んできます。
今年のゴールデンウィークは5連休の塊に。4月29日から9連休というスケジュールを組まれる方もあろうかと思われます。
昨年は緊急事態宣言が発出されなかった事で各地の人出が大幅に増加したのを記憶しておりますが、
令和5年3月13日以降マスク着用は個人の判断が基本となり、また、海外からの入国者への検疫措置も緩やかになった事から
昨年以上の人出が見込まれる事となるでしょう。

業界的にはゴールデンウィークを迎える準備として新機種を取り揃えて集客・増客の起爆剤とするのが常ですが、
昨年のゴールデンウィーク前に市場投入された機種群はいかにも小粒といった印象でした。
しかし今年は!安定のジャグラーシリーズ4色はもとより、甲鉄城のカバネリを中心とした6.5号機群にスマートパチスロが加わったラインナップでのお出迎えとなります。

月刊シークエンス3月号 寄稿文

「ついにオープンしたスマスロ専門店に関する私見」

三寒四温の季節となり、春の足音が遠くから聞こえてきそうな今日この頃ではありますが、
この季節になりますと毎度花粉症に身構える事となる石川ですコンニチワコンバンワ。

政府は今月の13日からマスクの着用を個人の判断に委ねるという方針と言う事ですが、コロナに限らず、冬場はインフルエンザ予防対策、
春先以降は花粉対策ということで、個人的には気温上昇でしんどくならない限りしばらくはマスク必須の生活となりそうです。

さて、1年ほど前のシークエンスチャンネルの中で、スマート遊技機の登場で設置もオペレーションも楽になる事で“コンビニサイズ”の遊技場が出てくる
と言うお話をさせて頂いておりましたが、スマスロ市場投入から3カ月を経ないスピードを以って
2023年2月8日水曜日にスマートスロット専門店「スマートガーデン浦和」がグランドオープンをしました。
2月8日=「ニハ」≒「ニワ」=「庭」=【ガーデン】。さすがです(笑)。

月刊シークエンス2月号 寄稿文

「スマスロ北斗の拳発表&日工組によるスマパチリリース発表を受けて、ホールは今年のゴールデンウイーク商戦をどう考えればよいのか」

春節に入るやいなや10年に1度と言われる最強寒波到来を目前にして全国的に大きな災害等へつながらない事を祈りつつこの原稿を書き始めております。

昨年の6月から6.5号機の導入が始まり7カ月、11月からスマートパチスロが導入され早や2カ月を経過したわけですが、
ゴールデンウィーク前までに設置される6.5号機は現時点で37型式、スマスロは6型式というのが現在地となっています。

1月4週目の時点ではスマートパチスロは全国でおよそ56%の店舗に導入され、設置台数比率としては全体のおよそ7%程度。
2カ月経過時点としては現状4型式のみの運用という点を見れば相応のスピード感ではないでしょうか。

この後、L HEY!エリートサラリーマン鏡、L 革命機ヴァルヴレイヴの増産分の導入を挟み、
L 北斗の拳、L ゴブリンスレイヤーの2型式が加わってのゴールデンウィークとなります。

月刊シークエンス新年号 掲載コラム

「2023年の展望」

2023年の初入稿となります。遅まきながら明けましておめでとうございます。
紅白歌合戦は知らない歌手ばかり… 年賀状もSNSでのやりとりへ様変わり… 歳を感じずにはいられない今日この頃でございます。

2022年の後半戦は6.5号機の登場で回胴復活の兆しが見え、待望のスマートスロットの登場に沸いた当業界。
本年はどんな展開になっていくのでしょう?という点に主眼を置いての本稿となります。

2023年書き初め

明けましておめでとうございます。新宿の熊こと石川です。
旧年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。

さて、新年1発目の更新となりますが、たぶん、多くの業界関連サイトのコラム等の書き出しは昨年から始まったスマート遊技機に触れるところからかと思います。
そしてゴールデンウィーク前くらいまでの流れを書くのかなと。
このあたりについてはシークエンスチャンネル内で触れていますのでそちらを御覧いただけますと幸いです。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=53QboTviQRU

CR機の登場からおよそ30年経っての構造改革が始まったわけですが、2022年内にスマートパチスロを導入した(できた)のが全国でおよそ47%の店舗。
そのうち最も導入率の高かったのは富山県で県内約76%の店舗が導入済。逆に低かったのは高知県で導入率約28%程度。

月刊シークエンス10月号コラム 「スマスロ第一弾、4機種のインプレッション」

コロナもジワリと右肩下がりとなりいきなり秋めいた気候となれば行楽シーズン到来!との矢先に週末を迎える度に台風襲来。
季節の変わり目、天候変化、気温の寒暖差にはどうか皆様御自愛頂けたらと思う今日この頃でございます。なんかチグハグですよね。

チグハグと言えばいよいよ始まったスマートスロット狂想曲。ユニット、機械、工事日程、資金繰り等々…。
皆様と同様、テンヤワンヤの最中に記事を書き始めております。

6.5号機が上々の立ち上がりを見せる中、さぁこれからと島図へ向かう多くの現場の方々も、わかっていた事とはいえ
スマートスロットを同時に視野に入れた展開を考えなければならないという難しい状況下。

設備投資も伴いますのでこれはもう現場だけではなく本部主導の経営判断。こうなると大手法人や有力チェーン店の剛腕が炸裂して、
中小など及びもしないと思われがちですが、事はそう簡単なものでもないのが今回の狂想曲の主旋律。

HC-BOXの取り扱いは30社余ありますから供給に関しては問題無いとして、専用ユニットの取り扱いはPSA、認証協併せて18社ほど。
各社、スマートスロット登場に歩調を併せそれなりに製造ラインを動かしていたのは御存じの通り。

10月25日時点  P-WORLD のマトメ(パチスロ編)

それでは続きましてパチスロ機の8月⇒10月期導入店舗状況を。

SアラジンクラシックKF :+129.5
S沖ドキ!DUO DH :+115.6
SギャグラーKB :+114.7
SシリウスSY1 :+113.1
Sうまい棒M7 :+111.9
Sハナハナホウオウ~天翔~LX :+110.9
Sオニハマ4VSH3 :+110.7
Sキャッツ・アイH6 :+109.4
S犬夜叉CAN :+109.3
SウルトラマンタロウMG :+109.0
Sディスクアップ2 ZF :+108.9
Sパチスロ蒼天の拳AC KA :+108.7
S銭形3H2 :+108.1
SデビルメイクライファイブXA :+107.8
SピンクパンサーSPXX :+107.8

一部の機械以外は順調に中古価格が推移しているので予想通りの導入状況ですね。

撤去推移は下記。

10月25日時点  P-WORLD のマトメ(パチンコ編)

1月末の‘令和の大撤去’から早や9カ月。来月にはスマスロ導入が始まる大きな節目の業界でございます。

P-WORLDの登録店舗数も減り続け、2月頭から既に500軒余りの減少となっております。

そんな中でも次々に新機種はリリースされるわけでして、今月だけでも既に4回、メーカー街へ足を運んでいることに。

新機種ばかりで営業できるほど楽では無い中で、では、いったいどの機械が中古で動いているのか?シリーズが本日のエントリー。

8月初週から10月25日時点までに導入店舗率105%以上の機械は以下の通り。

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