第6波から第7波まであるとしたら

この季節指数としては低迷

毎年、新年度からは業績の好調が続き、ゴールデンウィーク、夏休みと
ピークが来ることで年計が設定されます。

しかし2020年からのパンデミックにより、その数値設計に歪みが出て
います。

全体的にピークが低く、短期的な傾向が続いています。

明らかにパンデミックの影響ですが、3年間も続くと人々の行動にも
定着するものが増えてきています。

夜の消費行動では、明らかに変化が出ており、夜の稼働が伸びなく
なっています。

これは飲食店の営業自粛の影響で、早く家に帰る習慣が日常化して
きていることがうかがえます。

また、65歳以上年配者層の夜間外出が減少していることも同様です。

そうなるとハイミドルのような機種は稼働しても、その他の機種は
簡単に稼働が戻らないということが推察されます。

その理由は、このパンデミックが簡単に収束しないことが見えて来た
からです。

このウイルスは世界中で変異が起きていて、もはや無くなることは
なく、人類と共に生きて行くことになりそうだからです。

機種選定によるジャイアントキリングは可能か?

遊技機の選定は1人の方が面白いと感じる部分

遊技機の選定を合議制で決めている企業や店は多いと思います。

その方が失敗も少ないですし、失敗した場合の責任も分散されるので、
心理的負担も少なくてすみます。

また、多人数の視点は個人の視点よりも広く見渡せるので、
見逃しが減ります。

現在は失敗をしない選択が主流です。

遊技機単価がこれほど高価になれば、笑って失敗したとは言いづらい
ですから仕方ありません。

それで最小ロットの発注になるわけです。

当たったときは、中古でかき集める。

失敗したときは、即時転売で被害を最小化する。

もはや売り買いの商材であり、それがマネージャーの腕だ
とでもいえます。

つまり、購入の向こう側にいるのはお客様ではありません。

これは良い悪いではなく、リスクを避けるためにはそのように考える
しかなかったのです。

専任者をおくことは、当たりを引くことにとっては大切です。

しかし、失敗を減らすには、合議制が最適なのです。

単にはずさないためだけの機種選定でもはずれは出ます。

誰に、何を、どのように

誰に、何を、どのようにはマーケティングの基本

3月にオミクロン株が収束した後、夏季に感染拡大がないとすれば、
それは収束へと向かうという判断ができそうです。

ファイザー製の飲み薬も承認されたこと、感染しても軽症であること、
ワクチンのブースター接種も進んでいること、治療薬も整い始めた
ことなど、そろそろ終わりが見え始めたといえそうです。

そうなれば営業の立て直しに全力で向き合えることになります。

パチスロは、6月から8月にかけて6.5号機がリリースされる予定です。

半導体や電子部品などの不足もありますが、仮に順調に供給された
場合、長く不調が続いていたパチスロの回復が期待されます。

しかしその回復の道筋は急激なものではなく、1年間ほどの時間を
有する可能性があります。

すべてのお客様が差枚方式を支持するわけではないので、基本である
誰に、何を、どのようにをしっかり見据えて行うことが大切です。

Aタイプといえばジャグラーになりますが、ただ設置すれば稼働がつく
というほど、出枚数が減った6号機への移行が安易だとはいえません。

マーケティングセグメンテーションについて

情報は知ってからが重要

遊技機の情報を知ることに全エネルギーを注ぐ方がいらっしゃいますが、
それを知ったからといって何も起きるわけではありません。

大切なのは知ってからどのような行動を取り、どのように成果に反映さ
せるのかということです。

デジタルマーケティングでは、ネットで受注販売が完了してしまうため、
地理的要因の関係が少なく、ジオグラフィックはほとんど使われません。

しかしパチンコ営業のような、箱物営業にとっての市場分析として、
ジオグラフィック(地理学的属性)は重要になります。

【geo(ジオ)】とはギリシャ語で地球を意味します。

【graphic(グラフィックス)】とは、写真やイラスト、図形、記号、
文字(タイポグラフィ)などの視覚的要素を組み合わせ、特定の目的や
方針に基づいて平面上に構成された表現という意味になります。

いくら営業の質が高くても、立地条件が悪ければ高い成果を出すことが
困難になるのは誰でも知ってのとおりです。

オミクロン株による第6波の影響

夜明け前

コロナ禍も三年目に入り、収束の流れが見えて来ました。

ワクチンや抗体カクテル療法に続き、飲み薬が準備されつつあります。

しかし世界各刻の状況を見れば、オミクロン株による感染拡大が止ま
らない状況です。

それでも強い感染力とバーター(デカップリング)に死亡率の低下が
進んでいることは、弱毒化に変異している証拠かもしれません。

とはいえ強い感染力による発症者数が増えれば、やはり医療崩壊が
引き起こされる可能性も大きくなるため、油断はできません。

それでも季節性のインフルエンザと同等近くになっていく兆候だと
もいえることから、パンデミックの収束は近いという推論も成立し
そうです。

ただし現段階でWHOは、軽いという表現は適切ではないと発表を
しています。

その理由は、インフルエンザの致死率が約0.1であるのに対して、
オミクロンの致死率が約0.35であることにあるようです。

現状においてはこれからの第6波対策が重要になってきます。

すでに県によってはまん延防止等重点措置の適用が決まりました。

衰退を促進させる同質化のプロフェッショナル

時代の変革期

明けましておめでとうございます。

昨年中は格別のお引き立てを賜りありがとうございました。

本年もよろしくお願い致します。

初頭に当たり、変革期となる今年のポイントを書かせていただきます。

パチスロが差枚での出玉に変更されるようですが、

誰でも自分が低設定の養分にはなりたくないものです。

逆に、自分が先陣の恩恵にあずかりたいというのが本音です。

表現は悪いですが、いかにして投資してくれる客数を集めるか、
それが決め手ではないでしょうか。

小さな店が生き残るために必要なモノとは何か?

その答えの一つが個性ある世界観かもしれません。

成長期ならば同質化も良いのでしょうが、衰退期においての同質化は、
衰退加速装置になってしまいます。

パチンコの遊技機は認定されなければ設置営業できません。

つまりそれは、同じ製品での商売になることを意味します。

スタート地点は同質です。

ここから競合する他店との差別化が必要になります。

そうなると、新しい遊技機を多く導入する、

人気になっている機種を多く揃える、

可変要因を広くすることで強くなれる

年度計画

『台粗が~、』とかは卒業しましょう。

『パチンコは特別だからね』

そんなことを言っていたら、
社会からの認知は取れないままになってしまいます。

誤解があるといけませんのでその意味をお話すると、
『より広い視野』で営業を俯瞰(ふかん)
できるようになりましょう、ということです。

台粗利は変数という結果でしかない、ということです。

台粗利が重要ではない、という意味ではありません。

台粗利は、人気機種を200万円で買えば上がります。

営業を特定の機種に絞り込み、
プロモーションを仕掛ければ台粗利は上がります。

新台や人気機種の購入率を上げ、
プロモーションを仕掛ければ、台粗利は上がります。

もちろんSを落としたり、TYを減らしたり、
そんなことでも変わります。

もうお分かりだと思いますが、
台粗利は投資することで作ることが可能です。

どうして広告宣伝をしてもお客様が増えないのか?

集客を仕掛ける

7(セブン)フォースという常識

お客様に自店を選択してもらうためには何が必要なのでしょうか?

(1) 広告宣伝
(2) 高いスタート数
(3) 高い設定
(4) 新台
(5) 人気機種
(6) イベント
(7) 出玉

という常識になるのではないでしょうか。

この中に接客という項目が入っておりません。

それは接客という項目は、離反防止であり、
集客という貢献をしないからです。

問題はこの7つの基礎構図です。

どういうことかと申し上げれば、影響を与え合う関係性です。

まずは認知してもらわなければ、来店してもらえません。

そのためには広告宣伝が必要になります。

しかし何を広告宣伝するのかといえば、遊技機になってしまいます。

そう、自店の広告宣伝ではないということです。

何を申し上げているのか?

たしかに遊技機による訴求効果はには高いものがあります。

しかしそれはメーカーでのものであり、自店のものではありません。

フル営業か、圧縮営業か、悩ましい選択

圧縮という考え方

2月1日からの8月31日までの半年間、設置台数を圧縮して営業する。

この方法を選択した場合、遊技機に対する投資金額が押さえられます。

単純に考えても遊技機入替費用は50%ほど圧縮できるのではないか、
そのようにシミュレーションすることができます。

しかしこの方法を選択した場合、お客様の数が減っているのではなく、
お客様の来店する回数と投資金額が減っているだけだと仮定すれば、
最悪、自店舗商圏のお客様を取りこぼしてしまう可能性があります。

では、圧縮しなかった場合、商圏のお客様を集客することが可能と
なるのでしょうか。

支持率の低い遊技機を設置したからといって、お客様が増えるとは
いえません。

ただし、周囲が無理をして新しい遊技機を導入しなければ、自店舗に
ある新しい遊技機目当てに、お客様が集まる可能性はあります。

しかしそれは、増えている分けではありません。

長期に渡ってその効果が持続していくわけでもありません。

にもかかわらず、投資した遊技機費用を回収しなければなりません。

社会の安定が稼働の安定?

労働力不足

飲食業を中心に労働力が不足しています。

今回のオミクロン株による影響で、外国人実習生は国内にまたしばらく
入ってこれなくなりました。

これにより労働力の不足は続きます。

といっても国内には一定の外国人労働者がすでにおりますので、
激減したというわけではありません。

他国を見ても、コロナ禍の収束に従い労働力が足りない状況になって
いましたから、ある意味自然の流れではないでしょうか。

問題は、またいつ感染が爆発するか分からないので、雇用する側も慎重に
ならざるおえない、ということです。

せっかくの忘年会シーズンに、オミクロン株の影響で再度心にブレーキが
かかってしまったかもしれません。

働く側のアルバイトやパート、いわゆる非正規雇用の方々も、コロナ禍で
失くした仕事や借り入れたお金の返済、賃金の穴埋め問題があります。

このように、昼間に遊んでいただける商売のお客様が不安定な状況に
あれば、稼働が戻らないことも社会との比例であるともいえそうです。

好調なハイミドルも、投資できる資金を持つ者だげが遊技できます。

ページ