年度計画
『台粗が~、』とかは卒業しましょう。
『パチンコは特別だからね』
そんなことを言っていたら、
社会からの認知は取れないままになってしまいます。
誤解があるといけませんのでその意味をお話すると、
『より広い視野』で営業を俯瞰(ふかん)
できるようになりましょう、ということです。
台粗利は変数という結果でしかない、ということです。
台粗利が重要ではない、という意味ではありません。
台粗利は、人気機種を200万円で買えば上がります。
営業を特定の機種に絞り込み、
プロモーションを仕掛ければ台粗利は上がります。
新台や人気機種の購入率を上げ、
プロモーションを仕掛ければ、台粗利は上がります。
もちろんSを落としたり、TYを減らしたり、
そんなことでも変わります。
もうお分かりだと思いますが、
台粗利は投資することで作ることが可能です。
大事なことは、会社として利益を出すために
あらゆるリソースに意識を向けているかにあります。
『企業会計』は大きく『財務会計』と『管理会計』の
2つに分けられます。
企業運営における営業部門で重要な会計はどちらでしょうか?
『管理会計』とは、経営者や責任者が経営判断の材料として
活用することを目的とした会計のことです。
『財務会計』とは、企業の利害関係者(ステークホルダー)に
開示することを目的とした会計のことです。
管理会計の中身は、
予算管理や原価管理、セグメント別損益管理などになります。
財務管理の中身は、
貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などになります。
財務管理のスペシャリストならば、
貸借対照表や損益計算書を見て、
経営状態を理解することは可能でしょう。
しかし営業畑の人間には少しばかり難題です。
営業部門として高い成果を出すための指標としては、
やはり管理会計だと思います。
多角的な視点から、企業のリソースを活用し、利益を作り出しましょう。
そこで問題となるのが、どんな数値をどのように加工することで、
営業の改善に役立つか、ということです。
かなり面倒な作業ですが、これにより見える化が進み、
より多くの管理者が情報を共有できるようになります。
台粗利という『点』ではなく、営業利益という『面』で見ることにより、
企業もあなたも成長できます。
これで本年最後の更新となります。
皆様も良いお年をお迎えください。