来店動機と継続動機

看板娘

昔、煙草屋さんという店がありました。

そこの店番に、看板娘と呼ばれる女性の店員さんがいて、煙草を買いに

やって来るお客様の接客をしていたのです。

『看板娘』を辞書で調べると、

客をひきつけ、店に足を運ばせる理由にもなる、魅力のある娘を指す表現。

とあります。

つまり、煙草を買おうと思った場合に自分の店を思い出して、選択しても

らえる仕組み、ということですね。

美しいものは何回でも見たいもの、幸せを感じることは繰り返したい、と

いうのは人間の本能です。

そうであれば、店舗型営業においての『来店動機』として、看板娘は必要

だということになります。

お聴きいたします。

『あなたのお店の看板娘を聞かせてください』

お客様が沢山ある店舗の中から、自店を選んでくださる動機となるものと

は、なんでしょうか?

もしそれが無いとしたら、どうなるでしょうか。

価値が無いのですから、安くなければならないということになります。

競合店どうし互いに価値がないとしたら、安さの勝負になります。

6号機への投資はどう考えるべきなのか?

6号機

5号機を遊技していたお客様にとって、6号機が魅力に欠けるのは当然です。

完全に離反したりはしないでしょうが、投資金額が減ったり、遊技回数が
減ったりが起こります。

6号機には新しいお客様がつくという考え方が自然だと思います。

ただし時間が必要です。

ここで問題となるのが、2020年から2021年においての新入生や新入社員の
方々です。

先輩に連れられて初めて遊技するということが毎年起きていたはずなのに、
コロナ禍ということがあり、残念ながらその機会の多くが失われたことです。

昨年の遊技者に対するリサーチから、コロナ禍における若年層の参加率の
低いことが分かっています。

緊急事態宣言によりアルバイトがなくなり、収入の無い学生が遊技などで
きるわけがありません。

また、就職してもテレワークにより出社しないのですから、
遊ぶ時間ができたりしません。

そのように考えると、新しい6号機に、新しいお客様がつくまでには、
もう少し時間が必要になると推測されます。

それは経費なのか投資なのか

業績の維持

間もなく、遊技機の入替にともない、多額の資金が必要になります。

この資金は、経費なのか、投資なのか、どちらなのでしょうか。

『営業を継続する為には必要』という意味では、経費です。

『お客様に楽しんでもらう為に必要』という意味では、投資です。

今回の遊技機を入れ替える目的が、
射幸性を下げることによる健全性の担保だとしたら、

入替により売上が下がることになるので、
店舗側からしたら経費ということになります。

国の方針に従い設備投資をする訳ですので、複
数年においての猶予があるのは当然です。

つまり毎年の入替による自然な流れを想定する訳ですが、そうはなりません。

なぜなら、入替により売上が下がるからです。

そこでいっきに入替となり、バタバタするのは当然で、誰が考えてもそうなります。

早期に入替するメリットが無いのに、どうしてこれまでのメリットを捨てるのか、

それを善意だとか、強制だとか、道徳だとか、長期経営視点だとか言っても、
無理筋なのは見えていることです。

パチスロの撤去とべニア板

パチスロの減台

現状の6号機を導入しても償却できないのはデータから見て間違いありません。

しかしその償却データは過去のものであり、未来を予測するものではありません。

また、償却データは平均値でしかなく、各店により違うのが普通です。

もっといえば、利益を出している店が無いとは言い切れない、ということです。

そんな薄いことを言っても仕方ありません。

償却できない遊技機を大量導入するならば、ベニアという選択があります。

よくベニアはやる気の無さをお客様に伝えてしまうから良くない選択だといわれます。

それは本当でしょうか?

遊技機が設置してあるか、ベニアになっているか、という2つからの選択だと考えることに問題
があります。

コロナ禍であれば、遊技機と遊技機との距離を開けるのは安全対策です。

パーソナルスペースを十分に確保して、安全安心対策をし、荷物やコート、ジャケットなどの置
き場所としてのサービスに使えます。

それ以外にも、お客様に喜んでもらう方法はたくさんあります。

もちろんデジタルサイネージという方法もあるでしょう。

戻りが遅れている理由は多様にある。

戻り切らない業績

原因は色々あるのでしょうが、毎年のこの時期は低調である、ということにつきます。

この2年間の早く家に帰る習慣が影響していないとはいえません。

団塊の世代が市場からスピンアウトしていることも事実です。

街は、ボーナスが出てから賑わいが帰って来ると考えれば、12月に入ってからということになり
そうです。

来年の1月末までの表現として、ピークが来たと言えばいいのか、1月がピークだったと言えばい
いのか、迷います。

問題は2月からというのは、誰でも分かっていることですが、真の問題はその打ち手だといえま
す。

スロット減台、パチンコ増台、という流れは既定路線でしょうが、バトルフィールドにおける供
給過剰は避けたいものです。

そうなると、一旦減台という選択肢も視野に入ります。

2月以降、ゴールデンウィークまで圧縮した営業により、回収できない余分な投資を回避し、メ
タルレスを導入するという判断があるかもしれません。

これは有利区間が撤廃されるからという判断ではなく、設備の先行投資という側面からです。

人の行動は思考よりも習慣が強い

いよいよ関東も全面解禁になりましたが、まだ戻るという感じではありません。

それでも8時過ぎてからサラリーマンがやって来るという情景は目にするようになりました。

すっかり家飲みしながらネットフリックスという習慣が見につくと、簡単には変えられません。

時間感覚がおかしくなっているというのか、夜の9時になると家に帰りたくなるという始末です。

それに企業でも、経済を回す為に以前のようにしていいとは言っていないようで、
様子見のようです。

イギリスや北京など、ちょっと油断したらクラスターが発生する状況には違いないのですから。

企業としても、クラスターは避けたいのが本音ですから、全面解禁とは言いずらいのでしょうね。

事実、年末の忘年会などは早々と中止を打ち出している企業が7割もあるそうです。

ではいつになればもどるのでしょうか?

可能性が強くなるのは年明けではないでしょうか。

ボーナスが出て、お正月気分に流されて徐々に気持ちが緩んで行くような気がします。

ただ、空気が乾燥し、本格的な暖房時期になるので、第6波が起きないという保証はありません。

そうなるとせっかく緩んだ雰囲気は一気にしぼんでしまい、

最近は海物語の稼働が伸びない

年配の稼働が戻らない(80%)のと、設置台数の多さが原因になっている可能性があります。

もちろん、すばらしいスペックの海物語が販売されれば、なんの問題もありません。

年配層は、基本的に基礎疾患があり、新型コロナに感染すれば、ワクチンを接種していても重症
化する可能性が高いのですから、戻りが悪くてもしかたありません。

パウエルさんが、2度ワクチン接種していたが、新型コロナウイルスに感染して亡くなりました。

国内でも、80歳以上の方が2度ワクチン接種をしていた80歳以上の方が亡くなっています。

もう一つの問題は、団塊の世代というボリュームゾーンの遊技参加率が落ちていることです。

今年、74歳から76歳になりますから、参加率が落ちるのは自然なことです。

さらに、コロナ禍という、行動制限された特別な時間を過ごしているため、残された時間をより
有意義に過ごしたいという心理変化があっても当然だと思います。

現在の三洋「海シリーズ」人気の礎となったのは、1995年(平成7年)に三洋から登場したCR権
利物「CRギンギラパラダイス」でした。

パンデミックはいつ終了となるのか?

新型コロナウイルスによるパンデミックの終わりとは、どんな条件なのでしょうか。

感染者数が減るといってもゼロ人になるというのは考えづらいところです。

つまり、ウイルスが無くなるということではなく、共存できる環境になる。

ということかと想像してみるのですが、ようはインフルエンザようなものかと考えます。

来年には飲み薬も出回るようになり、点滴とワクチンとの併用も進むことを思えば、

2022年度中には落ち着くと予想するのが一般的でしょう。

それまでに、第6次の感染爆発が起きたり、新しい変異型が出現したりする可能性はありますので、

一概に終了するという断定的な表現はできないのだと思います。

問題は、経済の回復ということです。

ひとつには、外国からの旅行客が入って来る状態に戻らなければなりません。

外国客を受け入れても感染の拡大が起きないという状況が担保される必要がある訳です。

これは国内だけでは解決できない問題でもあります。

先進国をのぞいて、世界ではまだワクチン接種がそんなに進んでいない状況を考えると、

やはりもう少し時間がかかるという見方になるのではないでしょうか。

暗黙知(tacit knowledge)

【ビジネス用語辞典】によると、
報告書や方法論、マニュアルなど言葉によって明示できる形式知に対し、個人的な経験により得られる言葉にしにくい知識、ノウハウやコツなどを暗黙知という。
従来のエキスパートシステムでは形式知のみを重視していたが、形式化しにくい暗黙知をいかに表出化して、全社的に共有できるようにするかが、ナレッジマネジメントのポイントである。

※エキスパートシステム  出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
エキスパートシステム(英語:expert system)は人工知能研究から生まれたコンピュータシステムで、人間の専門家(エキスパート)の意思決定能力をエミュレートするものである。
専門家のように知識についての推論によって複雑な問題を解くよう設計されており、通常のプログラミングのようにソフトウェア開発者が設定した手続きに従うわけではない。
1970年代に人工知能の研究者によって開発され、1980年代にわたって商業的に適用され、AIソフトウェアとして最初に成功を収めた形態である。
日本語訳では専門家システムと言う場合もある。

※ナレッジマネジメント(Knowledge Management ) 出典: 【ビジネス用語辞典】

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