今年度に入ってからも営業を休止するホールが増えています。
その理由は賃貸契約ばかりではなく、先行きの不透明にあります。
つまりこのまま営業を継続しても黒字が見込めないからです。
まもなく6.5号機がリリースされます。
これでパチスロは一息できるかもしれません。
ただし、希望されるほどの台数が販売されるかは疑問です。
ロシアのウクライナ侵攻が長引く中で、
世界の半導体、電子部品の不足も解消されません。
そうなれば製造台数も思い通りにはいかないでしょう。
さらにはご存知の通り、遊技機は互換部品が使えません。
リリースしてからヒットが確定しても、
簡単には追加生産のできないことが分かります。
そうなれば買えたもの勝ちというパワーゲームに偏ります。
またこれから販売される遊技機の値段も、
部品の高騰から値上げになる可能性も十分にあり得ます。
これまでの購買履歴がないホールでは、
欲しくても購入できないということが普通に起きるでしょう。
では中古でということになりますが、
遊技機のスペック変更の途上にある場合、
後からリリースされる遊技機の方が有利であることが想定され、
そうなると、品不足から高騰している中古機を買っても、
充分な成果を出せない可能性があります。
かといって低貸営業が好調になる理由もありません。
されは団塊の世代の後期高齢者入りと、それに伴う介護問題です。
また物価上昇による可処分所得の少ないお客様の、
来店回数や投資金額の低下を考えた場合、
稼働への影響は避けられないのは確実です。
そうなれば独身男性がターゲットになりますが、
この方々はフットワークも軽く、知識も豊富な方々なので、
財務的に追い詰められたホールを選んだりはしないでしょう。
今年を越えられたとしても、来年には新札への対応が待っています。
そんな状況を考えると、スマートパチスロがリリースされるから
というだけでは、経営継続の確証は何も得られません。
ならばここで営業ほ止めた方が良いという判断も、
あながち間違いではないのかもしれません。