2022/05/12

今年度に入ってからも営業を休止するホールが増えています。

その理由は賃貸契約ばかりではなく、先行きの不透明にあります。

つまりこのまま営業を継続しても黒字が見込めないからです。

まもなく6.5号機がリリースされます。

これでパチスロは一息できるかもしれません。

ただし、希望されるほどの台数が販売されるかは疑問です。

ロシアのウクライナ侵攻が長引く中で、

世界の半導体、電子部品の不足も解消されません。

そうなれば製造台数も思い通りにはいかないでしょう。

さらにはご存知の通り、遊技機は互換部品が使えません。

リリースしてからヒットが確定しても、

簡単には追加生産のできないことが分かります。

そうなれば買えたもの勝ちというパワーゲームに偏ります。

またこれから販売される遊技機の値段も、

部品の高騰から値上げになる可能性も十分にあり得ます。

これまでの購買履歴がないホールでは、

欲しくても購入できないということが普通に起きるでしょう。

では中古でということになりますが、

遊技機のスペック変更の途上にある場合、

後からリリースされる遊技機の方が有利であることが想定され、

そうなると、品不足から高騰している中古機を買っても、

充分な成果を出せない可能性があります。

かといって低貸営業が好調になる理由もありません。

されは団塊の世代の後期高齢者入りと、それに伴う介護問題です。

また物価上昇による可処分所得の少ないお客様の、

来店回数や投資金額の低下を考えた場合、

稼働への影響は避けられないのは確実です。

そうなれば独身男性がターゲットになりますが、

この方々はフットワークも軽く、知識も豊富な方々なので、

財務的に追い詰められたホールを選んだりはしないでしょう。

今年を越えられたとしても、来年には新札への対応が待っています。

そんな状況を考えると、スマートパチスロがリリースされるから

というだけでは、経営継続の確証は何も得られません。

ならばここで営業ほ止めた方が良いという判断も、

あながち間違いではないのかもしれません。

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