年内まで不採算店の整理が続くと見られます。

2022年末から来年2023年以降も投資が続きます。

スマスロの導入、新紙幣への対応、これらは待ったなしです。

そして2023年は団塊の世代が73歳~75歳になります。

多くのパチンコオールドファンは離れてしまうことになります。

その要因として、年金生活者にとっての物価高があります。

インフレの背景に円安があることはご存知の通りです。

今回の円安の背景には、輸出企業の競争力低下による

日本経済の低迷という問題があり、構造的な要因が大

きいと思われます。

これはパチンコ産業としての転換期に当たる時期となります。

縮小する市場に対して新たな魅力を提供できなければ、

さらにシュリンクしてしまうことになります。

射幸性の提供に偏るため、その遊技性が複雑化しています。

これは気楽に遊技できないという現状と、従来のファンを

呼戻せないという問題を合わせ持ちます。

内部仕様は複雑であっても、表面的にはシンプルである、

という誰でも分かりやすく、ケツを掘られない安心感、

という気楽に参加できる遊技機が必要かもしれません。

パチンコは本来、穴に玉が入れば玉が出る、という

とてもシンプルで分かりやすいものでした。

園児から小学生まで、良く分かって楽しめるものでした。

だから大人になってもすぐにスタートをきれました。

しかし今は誰かに連れて行ってもらい説明をしてもらわないと

簡単には遊技することができません。

複雑になった遊技性を前面否定するものではありません。

シンプルな万葉集が技巧をつくした新古今和歌集になるように

それは進化として自然なことだと思います。

しかしそれは同時に、限られた人にしかたしなまれないことに

なる可能性があります。

産業としての熟成には、そんな欠点があるのでしょうが、

中にいるためにその温度差に気づけなくなっている可能性を

否定できなくなっていたりしないでしようか。

いずれにせよ、多くのファンが減るのですから、

新しいファンを増やすしかありません。

そうであればそのための戦略機種が必要になるのではないか、

というお話でした。

もちろん、この視点の接客サービスが必要であるということも

事実です。

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