2013/07/15

印象形成(impression formation)とは、対人認知において、容貌・声・身振り・風評など、他者に関した限られた情報を手がかりとして、その人物の全体的なパーソナリティを推論すること。

印象形成の過程で、光背効果、寛大効果、ステレオタイプ的認知といった様々なバイアスが混入しやすいことが指摘されている。
【出典:ウィキペディア】


はじめて会った他者に対しての印象を形成することを言います。

当然これは、店舗のパーソナリティー(個性)についても同様です。

最初に抱く印象は、第一印象やファーストインプレッションなどと呼ばれます。



この他者に対する印象は、わずかな情報や短い時間で形成されることが分かっています。

さらに、いったん形成された印象は極めて強固に持続されるのです。

これは、最初に悪い印象を持たれると、取り返しのつかないことになることを意味しています。



では、印象形成の過程でどのようなバイアス(偏り)を仕掛けられるでしょうか?


いくつかの心理効果を見ていきましょう。



ハロー効果(後光効果、光背効果)

ハロー効果(ハローこうか、英:halo effect)は心理的効果の一つ。

ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。
認知バイアスの一種である。

一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。
ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪のことで、後光効果、光背効果とも呼ばれる。



寛大効果

社会一般あるいは自分自身にとっての他者の望ましい側面はより強調して評価し、望ましくない側面は控え目に評価する傾向。

望ましい特性はさらに良いものとし、望ましくない特性はそれほど悪くないと寛大な評価をすること。



ステレオタイプ的認知

ステレオタイプ(英: Stereotype、仏: Stereotype)は、元々社会学の用語で、紋切型態度とも言う。

印刷のステロ版(鉛版)印刷術が語源で、判で押したように同じ考えや態度や見方が、多くの人に浸透している状態を言う。

日本語では、思考や観念、ものの見方・捉え方、表現の方法などについてもステレオタイプが使用される。

決まり文句(クリシェ)なども、類型的・紋切り型な思考のありようの表現であるのでステレオタイプである

簡単な例では「A型は几帳面」などが有名で、このような、ステレオタイプを用いた認知を、「ステレオタイプ的認知」と呼びます。



もっとも攻撃的に仕掛けられるのは


初頭効果

初頭効果とはその名の通り第1印象がその後の判断に影響を与えるという現象のことです。

初頭効果で好印象を与えるためには、どこの接点が重要であるのかを知っている必要があります。

そして印象操作を仕掛けていくのですが、これには大きく分けて二つあります。


①他社に働きかけるもの(相手にお茶を持っていく、お世辞を言うなど)

②自分自身でおこなうもの(礼儀正しくする、友好的な笑顔を見せる)



期待を超えるサービスにある意味とは、印象操作だということです。



親近効果(終末効果)

親近効果は反対に一番最後が物事の印象に残りやすい現象です。
 

これなどは、クレームをいただいたとしても最後の接触により好印象を与えることが可能となります。




エリアマーケティングにおけるファン作りとは、商圏における好印象をどのように作り上げていくかである。


その意識をしっかりと持った設計管理をしていくことが重要です。


もうひとついえば、最初の印象でどれほど『安心・安全』のバイアスをかけられるかです。

 


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