戻り切らない業績
原因は色々あるのでしょうが、毎年のこの時期は低調である、ということにつきます。
この2年間の早く家に帰る習慣が影響していないとはいえません。
団塊の世代が市場からスピンアウトしていることも事実です。
街は、ボーナスが出てから賑わいが帰って来ると考えれば、12月に入ってからということになり
そうです。
来年の1月末までの表現として、ピークが来たと言えばいいのか、1月がピークだったと言えばい
いのか、迷います。
問題は2月からというのは、誰でも分かっていることですが、真の問題はその打ち手だといえま
す。
スロット減台、パチンコ増台、という流れは既定路線でしょうが、バトルフィールドにおける供
給過剰は避けたいものです。
そうなると、一旦減台という選択肢も視野に入ります。
2月以降、ゴールデンウィークまで圧縮した営業により、回収できない余分な投資を回避し、メ
タルレスを導入するという判断があるかもしれません。
これは有利区間が撤廃されるからという判断ではなく、設備の先行投資という側面からです。
流れは徐々にメタルレスへ傾くと考えた場合、ユニットの先行設備は重要になります。
また、レイアウトフリーというインパクトは、先行利得だといえるからです。
投資に対する金額が同じであるならば、利得が大きい選択も有りではないでしょうか。
大阪の万博が2025年だとしたら、大阪のIRは2027年ということになります。
2029年に依存問題が片付いたとしたら、2030年には射幸性が見直される可能性があります。
なんだか長過ぎる印象になりますが、結論として業界は回復するということです。
それまでどうするか?
無理な稼働を求めず、無理な入替をしない、生産性を向上させる、ということになるでしょうか。
もっとも、コインレスやスマートパチンコになれば人件費が削減されます。
同時に、負ければ簡単に離反されてしまう時代が来るともいえそうです。
ならば早めに手を打つことも大切だといえます。
人件費を経費だと捉えるか、投資だと捉えるか、
それによって変わるのですが、
見えない効果を見る能力があるかどうか、そこがポイントのようです。