2024/03/30

2024年2月時点での業界ウォッチ

ヴァルヴレイヴ登場から早や1年と3カ月。スマスロユニット導入店舗に必ず北斗が1台以上設置されていると仮定した場合、
2月時点で5500店余にユニットが設置されているという事になります。
機構登録7,000軒としておよそ8割以上のホールにスマスロユニットが取り付けられての回胴2024年がスタート。

パチスロ機ではL型式がジャグラー系と30π機を除いた中では1月末時点でおよそ5割を超え、6.5号機+L機となると既におよそ8割の設置台数比率となっています。

従ってジャグラー系と30π機を除いた中ではその他6号機群は認定機を含め市場におよそ2割残存しているというのが2024年1月末の回胴模様。

方やスマパチはと申しますと、最多導入店舗数の機種はソードアート・オンラインでおよそ全国3,300軒余にスマパチユニットが導入されていると言う事になりますが、
ここまでに市場投入されたL型式43機種に対し、導入開始10カ月の間にe型式は14機種の市場投入。

設備投資を伴う新機種導入ですので同時進行されると嫌だなぁと思っていたワシ的には言い方は変ですがアリガタイ状況。

直近のパチンコ機に関してはラ・ラ・ラ・ライトなLT機中心の流れは御存じの通り。

パチスロ機では‘スマート沖スロ’Lドラゴンハナハナ~閃光~JP@ピーセカンド(パイオニア)にていよいよ純Aタイプの登場となります。
加えてLキングパルサーSLCC@セブンリーグ(山佐)、L南国育ちS3@オリンピアエステートといった疑似Aタイプの市場投入も控えています。

これらAタイプ系のキーワードは「育てる」。

液晶‐版権‐ツラヌイテドカン!という、導入前情報に敏感なアーリーアダプターの着席動機を有する種別では無いのでジャグラー系然り、沖ドキ系然り、
遊技者の育成期間がある程度必要。

また、Aタイプ系はAT区間でのアウトが無いので表面上のデータだけでは推し量れない点には要注意。

L型式市場投入前夜に“ハード”の部分で仮にAタイプ系が市場投入されブン回ったらどのくらい時間あたりのアウトが上がるのか?と、妄想したのを思い出します。
LT機もAタイプ系も稼働の始まる楽しみ多き3月期。どの様な稼働結果となるか注目しております。

さて、1月末段階でP-WORLD上におけるパチスロ機の認定機設置店舗率TOP3は以下。
(「およそ」は省略)

SアイムジャグラーEX-TP:設置店舗率 93%
S/甲賀忍法帖/LL絆2:設置店舗率 81%
SマイジャグラーVKD:設置店舗率 75%

ここに設置店舗率 77%のSファンキージャグラー2KTが認定機へ加わる事に。

パチンコ機の認定機設置店舗率TOP3は以下。
P海物語E:設置店舗率 79%
PA大海物語4スペシャルRBA:設置店舗率 79%
PA花の慶次~蓮N-V:設置店舗率 73%

ここに設置店舗率 82%のPスーパー海物語 IN 沖縄5LTVがファンキーとほぼ時を同じくして認定機に加わる事に。

行動心理学に単純接触効果(ザイアンス効果)というものがあります。
簡単にいうと、よく会う人やよく聴く歌は、ただ「何回も接した」というだけで好きになってしまう現象のことで接客等の人対人の場面で良く使われる用語です。
メールマガジンの配信やSNSでも取り入れられている手法でもあるのですが、遊技機も、やはり多くの店舗に長期間設置されている機械は遊技者との接触機会が多くなるのは必然。また、魅力的な機械であるからこそ多くの店舗へ設置され、長く貢献を続けている事になります。

中古機を購入する際に留意して欲しいのは先ずこの点。
自店に未導入で設置店舗率の高い機械を販社さんから来るリストから選定する事が一つのポイント。

逆に、最も多く設置された店舗数に対し現在の設置店舗数を大きく減らしている機械は安かろう悪かろうの典型的な機械群。
市場に設置されている遊技機は新台導入後中古流通や下取り、リユース等を絡めながら徐々に減っていくわけですが、設置店舗数が減るということは、撤去後はいわゆる産業廃棄物として扱われていると言う事。

先ずは、現時点で導入15週(5か月以上)を経過した各機種の最も多かった設置店舗数と1月末時点での設置店舗数の推移(残存設置店舗率)を検証してみます。

導入15週以上経過していて、既に市場から8割がた姿を消している機種数はパチンコ機で61機種、パチスロ機で52機種。パチスロ機の場合は6.5号機&L機へのシフトの渦中ですがなんとこの姿を消しつつある37機種の中に6.5号機が4機種も含まれているという…

ここまでは設置店舗数の推移のお話。

では、設置台数の推移はどーなっているのか?

導入ピークとなるケースの多い4週目の設置台数と導入から15週経過時点での設置台数が現在検定期間の残っている機械でどの様に推移しているのか(設置台数減少率)を検証してみます。

導入結果が良好な機種は増産されたり、また、販売台数の多い機種が期待された結果を伴わないと1軒あたりの導入台数が多いだけにその後の中古流通で設置店舗数を増やすケースは多々あるのですが、期間推移の中で5割以上減台された機種は基本的に販売台数も少なく設置店舗数を増やすには至らない機種ばかりと思いきや、1万台以上販売された機種も多数含まれてい…

パチンコ機で4週目の設置台数と15週時の設置台数を比較した時、5割以上減少・撤去された機種は18機種。
パチスロ機では14機種。

およそ3カ月程度の期間の中で5割以上設置台数を減らした機種の中にも6.5号機が5機種と、なんとL型式が3機種含まれているという…

導入開始後8週目あたりから1年以内の初期導入台数の多い機種を中心に中古機としての流通主軸機種となるわけですが、パチンコ機で導入15週を経過した機種群の中で、設置台数減少率30%以上(4週⇒15週の期間で3割以上)撤去されたのは60機種。

このうち、導入経過40週以下(1年程度)の機種は11機種。設置台数減少率20%以上の機種数となると116機種に上るわけですが、このうち導入経過40週以下の導入後1年に満たないで2割以上減少・撤去されたのは24機種。

パチスロ機の設置台数減少率20%以上の機種数は32機種。
このうち導入経過40週以下で2割以上減少・撤去されたのは13機種。

中古機選びには十分御注意頂ければと。

これらの機種名を穿った見方をすれば機歴の厳しさを見てとれるのと同時に機種選定者の査定に活用できる資料となるわけですが(苦笑、それではプラス査定リストを。

残存設置店舗率が高いという事は当該機種が産業廃棄物へ追いやられる事無く中古流通を含め多大な営業貢献をしてくれている機種群ということなのですが、認定機を除いて導入後15週以上(3カ月以上)経過し残存設置店舗率90%以上(最大設置店舗数から1割程度の減少)の機種数はパチンコ機で108機種、パチスロ機で43機種。

パチンコ機で導入後50週以上(1年以上)経過し残存設置店舗率90%以上(最大設置店舗数から1割程度の減少)の機種数はパチンコ機で64機種。パチスロ機で16機種。このうち導入後100週(およそ2年)経過しても残存設置店舗率90%という機種がパチンコ機で32機種、パチスロ機で7機種。

設置台数減少率が低いという事は中期以上の貢献が認められる機種群。導入経過15週以上の機種群の中で4週⇒15週の台数減少率が10%以下、且つ、残存導入店舗数が90%に止まる機種はパチンコ機で58機種。パチスロ機で31機種。

中古購入ターゲットor認定機種候補となる良台と言えるでしょう。

導入店舗数、設置台数を減らす事無く長期に渡り貢献してくれている遊技機を導入した機械選定者さんは胸を張って頂ければと(祝♪

機種選定はアタリハズレを求められているものでもありませんし、アタリ台だけを引き続けるのは困難なのは十分承知しておりますが、中古機購入でわざわざハズレを引く事はなかろうとアドバイスする際の説得力のために上記の資料を年イチで作成しております。

当然ですが、プラス査定のリストには中古でも手の出し難い高額商品や残存店舗率が高い=既に導入済の機種が多数という事に。

パチンコ機では日本で2番目に、パチスロ機では最初にバラエティーコーナーを実施したワシの経験から申しますと、バラエティーコーナーだからといって1機種1台での営業は意外に諸刃の剣というケースがあります。

その1台を好んで遊技してくれる常連さんができたとしましょう。その様子を見ている他の常連さんには「いつも同じ機械に座っていつも勝っている」と映らないわけでも無い。

特に甘デジは“負け率”が低いので良台は可能であれば2台以上の導入をお勧めします。
低貸し甘デジは尚更。

低貸しパチスロにも同様の事が言えますが、低貸しスロは若年層の“連れ打ち”もあるのでこちらもお勧め。

行動心理学に「ジャムの法則」と呼ばれるものがあります。
検討できる選択肢が増えると逆に選択が難しくなるという事なのですが、パチンコ店にはあまり当てはまらない考え方とは言え全台バラエティーの様な機種構成では来店動機、遊技動機も沸き辛いのでは?

ジャムの法則では選択肢は「7個 ± 2個」との事ですので、バラエティーコーナーや低玉貸しの機種構成もこれくらいのカテゴリー分けで構成すると良さそうです。

仕様分類だとパチンコではハイミドル・ミドル・ライトミドル・甘デジ・と海系。
これに本年からLT機が加わります。
パチスロではA・A+AT・A+RT・A+ART・ATとジャグラー系。

ザックリとした分類でもあら不思議!「7個 ± 2個」の範囲に落ち着きます。

メーカー及び販売元別に検定機における設置台数と導入店舗数の減少の推移を眺めてみますと、パチンコもパチスロも「7社 ± 2社」との取引で十分収まりそうです(苦笑。
(一部リストは弊社H.P内に展開しておりますのでお暇な時に御覧ください)

コアとフリンジは顧客満足の両輪。
コアに価値があるのは理解するところですが、最近はそのコアも怪しくなり、且つ、あやふやなフリンジで生じた顧客不満足が業界全体に影を落としているのかなと(嫌味。

ホールのコアサービスは遊技機と心得ておりますが、不人気商品では顧客満足の維持は難しいところ。

では、ホールにおけるフリンジサービスとは?などと考えつつ本稿は了と致します。

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