『色々あった2025年を振り返って思うこと』
ダウンジャケットへ袖を通す気候になってまいりましたおはこんばんちわ石川です。
インフルエンザの流行もありますし、しばらくはマスク生活に戻ろうかなと思う今日この頃。
さて、本稿では年末号ということで表題の件にて書き進めてまいりましょうか。
本年新年号での自分の原稿を読み返してみますと先ず店舗数の減少動向に触れております。
2023年初頭から2024年の期間にP-WORLDから姿を消したホール数325軒に比し、
2025年初頭から本稿入稿直前の11月末時点までにP-WORLDから姿を消したホール数は112軒(機構登録店舗数では156軒減少)ですから、
鈍化したとも言えなくもないのですが、2桁以上減少した北海道、神奈川、大阪は小規模ホールが多く、
この傾向は昨年同様(年末年始明けにはもう少し減ってしまうかもしれませんが…)。
業界撤退を決めたある法人オーナーは「これ以上の設備投資(ユニット)をしても回収できる見込みや、その先への魅力を感じないから…
」とお話しされておりましたが、この流れは止めようがないのかなと考える1年でした。
そんな中でもP-WORLD登録店舗数を維持したのが青森、秋田、千葉、東京、鳥取、山口、愛媛、長崎、宮崎。
健全化推進機構への登録数を維持したのが山形、栃木、長野、福井、京都、島根、佐賀、宮崎、沖縄とあったのは多少でも救い。
とりわけ両方の登録数を維持した宮崎県には来年以降注目したいと思います。
パチンコの状況打破をデカヘソと‘LT3.0+’に期待したい旨の記述をしました。
デカヘソは本年内に21型式が市場投入され、それなりの開発意欲を感じられた1年でしたが、
稼働結果としては数型式を除いてはあまり好ましいものではありませんでした。
デカヘソ応援派のワシとしてはこのまま開発意欲を落とさず継続リリースを期待しております。
が、
このデカヘソくぎが‘マイナス’になっているホールを見かけたときのワシの落胆たるや… そんな使い方するなら(しなきゃならんのなら)
買うなよ。
‘LT3.0+’はここまで当初の期待におおよそ応えられておりません。
やはり一瞬でその日の利益を葬り去るエグい仕様に辟易とし、厳しい運用をせざるを得ないと思い悩むホール関係者は多数。
399アレルギーの雰囲気が漂った1年だったかなと。
総量チャレンジも結構ですが遊技性の幅を広げるのもLT3.0‘+’の方向性だったはず。店舗数の減少に呼応するかの如く設置台数を減らすパチンコ機。
状況打破へ向けて来年以降、各メーカーからの新たな提案はあるやなしや…見届けさせて頂きます。
減るパチンコ機に比して増える回胴設置台数。実際には前年比でスマパチユニット導入店舗数は8%増(全国で83%程度の導入率)に対し
スマスロユニット導入店舗数は3%弱の増加(全国で96%程度の導入率)となっております。
スマスロユニットの導入状況としてはほぼ行き渡ったといえる中、本年新たにお目見えしたのがボーナストリガー機でした。
6月解禁以降市場投入されたBT機は8機種(およそ5万台)。
本稿入稿時ではLB 不二子 M2の稼働状況を知る由もありませんが、ここまで結果を伴っているといえるのはいわゆるダブルタイプ。
再版された機種もありましたし、堅調なOUT推移、中古価格を維持する機種も数機種。
ループタイプでの堅調稼働維持機種が登場してくればより活性化につながっていけるのかなと思う次第。
販売力の高いサミーからBT機のリリースがまだというのが面白いところ。新規版権で と伺っておりましたので楽しみにしております。
年明け早々に稼働を開始する同社のL 北斗の拳 転生の章 2 MWの状況次第ではパチンコ機と回胴の設置台数差が広がり続ける事になりそうなだけに、
やはりメーカーには楽しいパチンコ機の開発を、
ホールには、導入したからにはe 新世紀エヴァンゲリオン 17 はじまりの記憶 Rと、デカヘソ機の運用を頑張って頂きたいところ。
などと鬼が笑いそうな事を書いているなか、この令和の世にして「稼働停止のお願い」などという不穏なアナウンスが。
内容は控えますが、デバッグ屋さんから当然報告が上がっているはずの案件と思えるのだが…
青天霹靂 好事魔多。
5千台の稼働停止にどう決着をつけるのか見ものです(ニヤニヤ。
この1年間を振り返るというと触れないわけにもいかないのが7月の参院選。
阿部理事長は年内最後の全日理事会後の会見で今年の総括として「参院選の1年」とおっしゃったとの事ですが、
ワシから言えるのは、阿部理事長はもちろん関係各位の皆様におかれましては大変お疲れさまでございました。
やはり参院選の総括は岡崎編集長にお任せします(汗
キャッシュレス決済アプリの件もありましたね。
キャッシュレス化は世の潮流ですが、余暇環境整備推進協議会令和7年度秋季セミナーにおける課長補佐講話での1点目は
「ぱちんこへののめり込み・依存防止対策に関し、基本計画の施策 についてお願いしたいことについて」というわけでして、
たとえ2万円とはいえ、この「泣きの2万円」はどこへ転ぶかわからないとなれば、なかなか難しい判断になるってお話です。
全日案件と言えば、『おためしプレイ/ゼロ円ぱちんこ』導入提案なんてのもありました。
法政大学は3年前から、早稲田大学は昨年から学園祭にてサミー全面協力のもと「遊技体験ブース」を設置してくれています。
設置機種は 超ディスクアップ、サミチャレ、北斗の拳 天運勝舞 といった、いわゆる‘競技用遊技機’。
ワシの知り合いの凄腕ディスクアッパーも法政大学の初年に自らお手本として参加しておりました(笑。
昨年は両校で2500人程の入場者、今年は3376人と昨年を大きく上回る結果との事。
大変喜ばしい事案。
ただ、全日案件はホールに『おためしコーナー』を実遊技機で設置しましょうとのご提案。
ワクワクの大学祭と殺伐としたぱちんこ店では少しばかり入場動機が異なるとは思うのですが、
『おためしブルーロックでコンプリート体験を!』!!
先行きを見守りたいと思いますが、こうしたお話の度に思うのは、一体全体「PACHI-PACHI-7 プロジェクト」ってナンだったのか問題(汗
円派縹緲 曖昧模糊
正直に申し上げて個人的に本年一番の不明確な一件です。
さて、街はクリスマス&年末年始商戦突入でございます。
2026年は60年に1度の丙午。陰陽五行では情熱的で強いエネルギーを持つ年との事。
寒い日が続きますが皆様におかれましてはご自愛いただき、良いお年をお迎えください
と、少し早めの年末のご挨拶をさせて頂きつつ本稿は了とさせて頂きます。