挨拶(greeting)
【挨拶】(greeting)

辞書的には相手とかわす定型的な言葉の交換ということになります。
若いころは、そんなものに重要な意味があるなどと考えもしないものです。
また、挨拶にどれほどの価値があるものなのかを教わらなかったりします。


『おはようございます』
『いい天気ですね』
『今日はどちらにお出かけですか?』


といった何気ない挨拶を交わしてからの≪頼みごと≫に対する承諾率は高いことが分かっています。
これはとんでもない価値であるといえます。

上司と呼ばれる職種を仕事にしている方で、挨拶は部下からが自然だという考え方をしている方がいらっしゃいます。
これは大変残念な間違いだと言わねばなりません。
上司は部下を思い通りに使い、高い成果を求めなければなりません。
そうであれば、自分から挨拶を先にすべきだということになるのです。
それは、先に挨拶をした方が場の主導権をつかむことになるからです。

先んずれば人を制す、といったことでしょうか。

最後に、あいさつの語呂合わせをご紹介したいと思います。

あ:明るく
い:いつも
さ:先に
つ:続けて

挨拶は、すれば良いというものではなく、相手を承認しましたということを伝えなければなりません。

また、相手に嬉しさが伝わらなければプラスにならないので、明るさや笑顔は大切です。

そして、いつも行われることに安心・安全が生まれます。

さらに、先に続けることが相手との信頼を形成するのです。