1月23日 年頭講和を読んで…

1月27日の賀詞交歓会を前に、20日の全日理事会での小柳課長講和。
『射幸性の適正管理を含め、ぱちんこへの依存問題を最優先課題として位置づけるとともに…』
この部分が本年の業界が向かう方向の要旨、骨子。
この業界に長く関わっていれば御理解頂けると思いますが、“武道始め” には関係各位が「ご挨拶」へ伺うのが慣例。
この場の話でも、『兎にも角にも依存問題』が最優先課題とされたとのこと。

この後、業界や“機構”とは別枠で『専門委員会』が設立されます。
座長はリカバリーサポートネットワークの西村さんになるでしょうかね。
これに、先のエントリーで触れた御茶ノ水大学のレポートやらなんやらが絡んで対応・対策へ向かう“業界としての姿勢”を打ち出して行く事となるでしょう。

現場としては、これらの動きには粛々と対応していけば良いのですが、講和で触れているような、『射幸性抑制に伴う“更なる”スペックダウン』が、どういった形で現実化していくのか? が、今後の最重要ポイントとなりそうです。

講和の内容を読み解くに、
『検定時と異なる可能性のある遊技機問題』からの対象機種撤去は、99.99%反映されたのは一定の評価をしつつも、回胴の高射幸性遊技機問題には釘を刺しています。
中古流通に関して、昨年の講和より、より具体的に触れているのが今年の講和の特徴とワシは感じていますが、年明け早々、<闇スロ>の摘発が続いていますよね。
これ、ある意味、伝家の宝刀。
これらの実態を踏まえた上での業界に対する“圧”の掛け方は、あらゆる方法論が想定できてしまうってのが伝家の宝刀とワシが感じる部分。
『検定型式の保全』を、講和の中で重ねて話されています。
不備の起こる可能性を絶つには… を考えれば、ワシの危惧を御理解頂けるかなと。

『依存問題への対応』
『中古機の流通・撤去機の有り方』
『射幸性抑制』

この3つを軸に今年は動いて行きそうな、そんな講和内容だったのかなと。