2023年書き初め

明けましておめでとうございます。新宿の熊こと石川です。
旧年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。

さて、新年1発目の更新となりますが、たぶん、多くの業界関連サイトのコラム等の書き出しは昨年から始まったスマート遊技機に触れるところからかと思います。
そしてゴールデンウィーク前くらいまでの流れを書くのかなと。
このあたりについてはシークエンスチャンネル内で触れていますのでそちらを御覧いただけますと幸いです。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=53QboTviQRU

CR機の登場からおよそ30年経っての構造改革が始まったわけですが、2022年内にスマートパチスロを導入した(できた)のが全国でおよそ47%の店舗。
そのうち最も導入率の高かったのは富山県で県内約76%の店舗が導入済。逆に低かったのは高知県で導入率約28%程度。

1月には大都・L鏡の分納、2月にはLバキ、Lヴァルヴレイヴの増産分。一先ずここまでがスマート遊技機時代の幕開けと呼べるのかなと思います。

この後は、ゴールデンウィーク前に市場投入されるであろうL北斗の拳、Lゴブリンスレイヤー、Lソードアート・オンラインあたりを中心にスマスロ導入第2波が始まります。

6.5号機も版権初登場であるS炎炎ノ消防隊を中心に、Sオーバーロード、Sコードギアス3、S天下布武4等々が控えています。
Sゴーゴージャグラー3をどのタイミングで北電子が市場投入を図るのかが2023年の最大注目になるとは思っていますが、
こうしてツラツラ書いているだけでも回胴の今年は明るいなと感じます。

大手法人を中心としたスマスロ先行導入店の利得はこの年末年始に相応のものがあったというのが個人的な感想です。
スマスロ未導入店舗の多くは新たな設備投資に対して慎重に経営判断をされていると思いますが、スマスロ導入をどこの波で捉えに動くかは、
やはり本年の経営計画の重要課題となりそうです。

既に先行機種の市場評価は見えました。スマスロだから何でも良いというわけではない事を念頭に、今後、機種数が増え、
スマスロの中古市場が活性化し始めれば導入店舗数も増えて行く事になるとは思いますが、機会損失を秤にかけての判断に迫られる2023年回胴模様となりそうです。

パチンコ機に目を向けますと、年末からダイイチ直営店にて‘e型式-スマパチ’の試験導入が始まりました。
適合次第となりますが他社からも試験導入を準備しているとも伺っていますが、スマスロに続き今年はスマパチも始まります。

P型式より数点の仕様に関する緩和がある事は既にリリースされているわけですが、その全容に関しては未だ不明な点が多いのが現状です。
「4月から…」と言う事は、2月には少なくとも第1波の機種が適合してくるスケジュールが想定されますので、ワクワクしながらその報を待ちたいと思います。

とは言え営業の根幹はP型式。1月のP花の慶次3、P牙狼ゴールドインパクト等々から2023年のスタートとなります。
エヴァ15、鬼がかりの2トップの牙城を蹴散らすくらいの機械の登場が今年はあるのか?

スマパチ登場以外では今年も忖度御付き合いで時の経過に身をゆだねる事となりそうなパチンコ島になりそうです(苦悶。

業界的に今年の懸案事項と考えるのは、スマパチ第1波では新規遊技層開拓とまではいかなかった点。
上野のPIA66台vsエスパス本店84台という2軒のスマスロ導入後を見ると導入前後で両店の集客状況が大きく変わったとは思えず、
スマート遊技機フォーラムで掲げた新規遊技層開拓は今後の課題となりそうです。

もう1点は昨年各所で話題となってしまった「くぎの問題」。
現状はともかく、スマパチ登場でどうなっていくのかはその機械性能以上に注視しなければならないでしょう。

私どもにできる事は限られますが、お取引先様へ必要に応じたソースを提供し続けられるよう精進して参ります。
本年も何卒よろしくお願い致します。

㈱第二営業部&(有)ノブ 
代表 石川 忍