2018年12月31日

平成という元号では最後の年末年始営業。いかがお過ごしのことでしょうか?大多数のホール現場はお休み無しの連日営業。お疲れ様でございます。
さて、久々のエントリーとなり恐縮至極。書こう、書かなきゃとは思うのですが、まさに忙殺された2018年後半戦だったものでご勘弁。
先ずは、ハーバー・ビジネス・オンラインの https://hbol.jp/182471 こちらの記事を御一読頂きたい。非常に、端的に2018年の業界状況を表す記事です。
「減収増益」
遊技機メーカーの販売実績もそうですが、自店の機械購入費しかり、旧規則機、高射幸性遊技機の設置比率を見渡しただけで「増益」となって然るべき2018年でした。
この増益分は、“営業を継続する”ならば、還元よりも2019年から始まる高射幸性遊技機の撤去・入替費用へ回って行く事になろうかなと。
しかしながら、「減収」の部分は、新規則遊技機の射幸性抑制(高ベース化)に2019年度実施予定の消費税増税も加わって、止まるどころか加速する可能性が高い。
機械代費の自然発生的抑制でかろうじて息を整えた2018年でしたが、2019年以降は状況的に2018年度ほどの機械代費抑制は考え辛く、となると、利益確保の手段を別のモノへ求めなければならなくなるのが必然。
まぁ、2018年の遊技機仕様は、特に回胴に関して言えば5.5号機へ移行して以降、最低最悪の状況でしたし、6.0号機の適合・仕様状況等々、2019年はこれほど酷い状況が続くとは思いませんので、好転する可能性も含め顔を覆うほど悲観はしていないのですが、それでも「収・益」が容易に現状維持可能とは考え難い。
機械代費の次に手をつけるならば言わずもがなで「人件費」。
ホール人員は、異業種と比べてもかなり高額の時給でありながら確保が難しい世情故に、従来とは異なるアプローチが必要となってくるでしょうし、
また、昭和の時代を引きずる高額給与者であったり、妙齢の役職者に対する社内の風当たりは一層強くなるのかなと。
高額役員報酬なんてもってのほかなんですけどね(苦笑。
もう1点。
「減収増益」の最たる営業スタイルが“低貸し玉営業”。
全国津々浦々、今や低貸し島を持たない4円オンリーのホールを探すのが大変。
この環境下において「減収」の流れに歯止めが掛らないとなると、(一部地域を除いて)「特殊景品の口銭」の低下から「買取所の人件費等維持」問題がますます深刻化していく事が容易に想像できる。
ホールとは関係ない!という建付けではありますが、これがまた難儀なお話。
業者さんに手を引かれたら、まーた自家買いだらけの暗黒時代に戻っちゃう…
“営業を継続する”事を前提に業界の将来像を眺めれば、「高ベース化+禁煙+管理遊技機&メダルレスパチスロ等々」の合わせ技で新たな遊技場の風景が見えなくも無いだけに、ここは正念場!
「はじまりはじまりー♪」なのか、「終わりのはじまり…」となるのか…
「生き残る!」を2019年のテーマと心に刻み、2018年最終のエントリーとさせて頂きます。 

良いお年をお迎え下さい。
新宿の熊@㈲ノブ 石川

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