7月12日

ってことで、パブコメ(今年の業界流行語大賞w)に掲載された改正内容を読ませていただきました。

総論としては、依存症対策に託けて、射幸性抑制を大義とした出玉総量規制  だな(汗

第1印象は、「適合させるのがかなり難しくなる」です。
1種の想定スペックは、ザックリ、現行の「沖縄4のT1Yを1400発程度に落としたモノ」ってイメージで良いのですけれど、試験⇒適合となりますと、改正案の試射試験内容は、一筋縄ではいかないなと。
下限出玉率を担保しながらも、上限出玉率を、1時間/4時間/10時間の範囲で納めるとなると、従来の遊技機作りでは難しい局面が多々想定できる。
例えば、確変ループ仕様で、特図2の確率を10倍UP!なんて無茶。無理。不可。
これに設定を付けようなんてしたら阿鼻叫喚!

次いで、この「下限出玉率が規則で定められる」という点。
当然‘ くぎ調整 ’が行われない上で、営業の自由度を維持するための今規則案の「パチンコにおける設定」なわけですが、これまでの下限出玉率は日工組メーカーの算定値に担保されていたにすぎなかったものが、規則として定められるというのはモノスゴイこと。
パロットは、「出玉率補正」という形で電チューがパカパカ開いて下限出玉率を維持していましたが、パチンコ遊技機では、通常遊技時は普通入賞口&中央始動口への入賞賞球でのみ下限出玉率を維持しなければならないということになるワケでして、しかも、この数値が、いわゆる「役比モニター」、及び、「電磁式データ」として確認が可能となる。
況や、くぎ調整の全面否定。
「デジタル抽選箱」と、パチンコ遊技機を揶揄しておきながら、実質、デジタル抽選箱しか作れない様な規則内容というのはいかがなものか…
閑話休題…

確変ループ機が難しいと書きました。
特図2に左右されない、藤商事・戦国恋姫 の仕様あたりが主流になるのかな?と、直観的に思いましたがどうでしょう?
設定に関しては、「各設定の低確率と高確率の倍率は設定毎に異ならない」ということなので、高設定の「ハズレ値(事故)」は予想を上回る可能性を秘めているわけですが、「各設定毎に同一の試験」が実施されるだけに、不適合のリスクを考えると、6段階を使う仕様は少ないのかなと。
3、もしくは、4段階設定くらいが主流になるのではなかろうかと推測。

回胴に関しては、6号機レギュレーションで、且つ、1種役物(BB)が300枚払出(実質獲得280枚)で、出率上限115%(実質110%程度が限界)。
回胴もパチンコ同様、いや、パチンコ以上に厳しい遊技性、仕様が想定されます。

一番の難局は、現行規則機と新規則機が被る期間。
およそ3年の経過措置期間となりそうですが、現行規則機を(何らかの理由が無い限り)率先して新規則機に入れ替える理由が見当たらない。
(だって、325枚出るジャグラーの中に280枚のジャグラー並べても、打ってもらえるわけ無いよ…)

入替ない⇒機械が売れない⇒メーカー泣く…
メーカー⇒入替させたい… ⇒入替させるには…(!)
ってなりそうで怖いぃ…

と、とりあえず、コメント付けましょう!!

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=12017...
警察 /生活安全警察
「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則案」に対する意見の募集について

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