3月28日

個人的に大事(おおごと)と思えそうな事象はここのところ無かったよな~って思っているのですが、意外に多かったお問い合わせが『くぎ確認シート』の件。
「三洋・金沢日工組理事長の点数稼ぎ」とか、「ただでさえ面倒臭い点検確認に、まーた余計な作業入れやがって」とか、「これから現場はどーすりゃいいんでしょ」とかとか…

いわゆる“くぎ屋”のワシが言うのもナニですが、
有難いこと⇔『くぎ確認シート』
って思っています。

ワシ、30年この業界におりまして、過去、色んな局面に対峙してきましたが、『触っちゃダメな くぎ 』を明示するって、今までに無かったから。
ものスゲー イノベーションだわ。
『くぎ確認シート』に印されたA1とかA2とか黒丸とか赤丸のくぎは触っちゃダメ!
ってだけの話(で終わりにしとけよ)。
コレだけで“済めば”なんてこたぁない(ここで終わればなんてこたぁない)。
イッパツ台やオマケ付アタッカーの時に比べたらなんてこたぁ~ない。

冷静に見れば、「パチンコ機に『役比モニター』が搭載されても、「リミッター非搭載の現行規則機」では、また、ビデオを止めて、夜中に朝方にモソモソ蠢く状況では、なかなか基準値の範囲で収まらない可能性が非常に高い」ですよね?
となれば、「スペック」とは別に『役物比率』に大きな影響を及ぼす『装置』に、一定の箍をかけないと『現状(いま置かれている業界の立ち位置)』は、より危うくなる可能性が極めて高いのも御理解頂けますよね?
『くぎ』は装置です。しかも、役物比率に極めて影響を及ぼす“装置”です。
その装置をいいように捻じ曲げて保通の検査を通して、いいようにホールで稼働させてきたから、いま、問題になったんでしょ?
保通をだまして…って切り口で言えば2003年・社会的不適合機事案と根は一緒。
言い方はマドロッコシイですが、「動かせない くぎ 」≒「確認できる くぎ(装置)」こそが、対現行規則機役比モニターってことなのかなと。
4月以降の新機種にはもれなく「くぎ確認シート」が付いてきます。
「くぎ確認シート」と実設置機の乖離からの処分という顛末が起きません事を祈っておりますが…

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