本日、明日の2日間。幕張で開催されるニコ超に、今年も日遊協がブースを持ちました。
展示機種詳細は省きますが、注目は、会社更生法申請中のマルホン工業が型式名CRソルジャーMZα(1/267.9)を日遊協からのお願いを受ける形で見本展示した点。
先般発表された日工組の遊技機開発における内規取り決めの中に『小当りで出玉を増やすタイプ』が追加されたわけですが、このCRソルジャーの遊技特性がこの事案の叩き台となる仕様となります。
ここまで、CR人生ゲーム(三洋)、CR水着だらけの水泳大会(平和)等で、言い方が変ですが、「小当りで確変時のベースを落とさない」といった仕様機はありました。CRクリスタル&ドラゴン(藤商事)もこの系統にあたりますが、CRソルジャーは、アタッカーを2個所持つ板面構成で、特図2の大当たり内に【実質1R(アタッカー1.3秒開放/T1Y 約29発】という、50%で次回大当たりまで時短を伴う当り(50%は時短無し)が振り分けられています。
時短を伴う当りは≪RUSH≫という表現になっていますが、この実質1Rの『小当り』が次回大当たりまで、[約 1/1.02]の確率で抽選され、間断無くアタッカー開放を続けます。
ダイコク用語的に書きますと、SA/14.2 (≒小当り回数) ,BA/420を実現…
現実的ではありませんが、仮に次回大当たりまで小1時間掛りますと、なんとRUSH中に20,000発超を獲得可能な仕様だったりします(苦笑
だから、『超確変』なんてゆー単語に姿を変えて独り歩きしちゃったのだろうと思うのですが(苦笑)、そもそも、遊技機規則の中に、「作動確率の値が複数定められているぱちんこ遊技機にあっては、その個数は‘2’を超えるものでないこと。」とありますので、これ即ち、「通常確率と確変時確率の2つしか持てない」という事ですので、「第3の確率帯」など、規則改正を伴わない限りはあるわけは無いと(苦笑。
まぁ、それはそれとして、その規則運用に関しては日工組がハンドリングしながら(リミッターを付ける等と聞いております)、総量6400発の『小当りで出玉を増やすタイプ』として、今後、各社開発されていく事になろうかと。
ちなみに、このCRソルジャー。
昨年、既に適合していたんです。それもいわゆる399MAXの分母の仕様で…
で、「これを売るなら、日工組を脱退してからにしろ」と、日工組から直々に怒られちゃって取り下げたという逸話の一品(笑
本日参考出品&メディア取材ということですので、取り上げてみました。