2025/11/15

【ハネモノの存在意義とBT機】

めっきり秋らしくなってきた今日この頃、慌てて夏物衣料と秋冬物の入れ替えをした石川ですおはこんばんちわ。
さて、本稿ではいわゆる‘ハネモノ’とBT機市場に触れてみたいと思います。

10月20日から関東エリア先行でPファインプレーH3の稼働が始まりましたが月末時点での導入店舗は480軒ほど。
その稼働状況はさておき、等価営業の多い一都六県導入率は29%程となっています。

検定機での‘ハネモノ’は、PハネモノファミリースタジアムMD、Pポチッと一発おだてブタ2V1、PニュートキオGREENV1の3機種。
これに認定運用となっているPニュートキオV1と、今回のファインプレーを加えた5機種が各ホールにて奮闘中といったところでしょうか。

関東一都六県におけるファインプレーの導入率29%に対し、ファミスタ39%、おだてブタ29%、緑トキオ9%、認定トキオ24%となっていますから
‘ハネモノ’をこれまでに運用する意思を持ったホール法人はおおむねファインプレーも導入したと思われる導入率となっています。

調べている中で面白かったのが、‘ハネモノ’全般的に意外や大手法人の導入率が高いところ。

低貸島ももちろん運用する中、4円運用で玉単価0.6円前後の世界観を機種構成へ加える事に大手法人さんの方が積極的なのかなと感じた次第。

ヴァリエーションとしての商品提供という趣旨が見て取れます。

とは言え、「導入・設置台数」は遊技機全体の中では1%というのが‘ハネモノ’の現状。

ワシがホールを駆け回り髪の毛フサフサだった頃は全体の1/3は‘ハネモノ’だったと記憶しております。

もちろん当時は低貸営業や無制限営業は無いものの、交換率のギャップが大きい時代。
定量交換やラッキーナンバー等の組み合わせで店舗玉単価をコントロールしていた時代でもあります。

ホール側と同様にメーカー開発側の新陳代謝も進む中、開発コストやホールのニーズを考えれば‘ハネモノ’推しはままならないといったところでしょう。

ただね、思うのです。

‘ハネモノ’≒役物機の魅力はパチンコ機が存在する限り伝えていかなければならないなぁって。

などと検定持ち込み前のファインプレーを試打しながら思いを巡らせているさなか、
あの(と言ったら失礼かw)三共が新プロジェクト「KUGITAMA(クギタマ)」を始動の報!
『パチンコはこれまで、日本独自の大衆娯楽文化として、幅広い層に親しまれてきました。しかし、近年「複雑でわかりにくい」「お金がかかる」という固定化されたイメージが浸透し、遊技人口は年々減少。かつての「気軽に楽しめる娯楽」としての姿は、いま大きく揺らいでいます。
 当社は、このような現状を真摯に受け止めたうえで、遊びを愛するすべての人々とともに、パチンコの文化とDNAを次世代へ継承していくことを目指し、「KUGITAMA」プロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトでは、デジタル・リアル・プロダクトの三位一体施策に加え、専任組織としての新会社設立を通じて、「釘と玉によるパチンコ本来の面白さ」をあらためて社会へ伝えていくために様々な活動を実施してまいります』といった趣旨との事。

いーじゃないですか!!
現在最も設置遊技機シェアを有するSANKYOグループが本気で‘ハネモノ’へ向き合ってくれるなんて予想だにしなかった。

来年あたりのリリースとなればPスカイレーサーDX以来の7年ぶり。

ただ、スカイレーサーは“はかま”が無く、また、設定付きだったりしましたから、
ノスタルジックなイメージ通りの‘ハネモノ’といえばCRA羽根らんま1/2S以来の同グループからのリリースに。

楽しみにしております。

が、中小、個店単店でも購入意欲の湧く価格でのご提供を切に願います。

さて、新風といえばBT機市場。

10月末時点で11機種がリリースされました。

品揃えとしては1島、1コーナーを構築できるところまで整ってきたのかなと。

遊技層は中高年を中心とした、
言ってみれば「AT機に疲れた、ついていけない、それほど時間が無い」や「ジャグラー系や沖ドキ系もちょっと…」といった層になっているのかなと。

これまたいーじゃないですか!!
目論見通りじゃないですか!!

年末のLB 不二子 M2、年明けのLBニューキングハナハナ VPF、LB/スマスロ サンダーV HAは検定取得済。

日電協組では残すところはサミーさんくらい。

大都、ユニバーサルは既に2巡目。

中古価格も落ち着いていますし、ユーザーニーズの高い機種も数機種。

ここまではループタイプよりはダブルタイプで1BIGでの獲得枚数が多い機種に良い傾向が見て取れます。

ジャグラー系頼みだったAタイプですが明るい兆しを感じております。

あとはLT3.0+の先行きですねぇ…。

12月の2トップの結果次第では開発傾向を見直す流れが予想されますが、
兎にも角にも2トップが期待通りの結果になってくれる事を祈るばかりでございます…。

寒くなってきましたが読者の皆様におかれましてはご自愛いただき、寒さを吹き飛ばす年末商戦を期待しつつ本稿は了とさせて頂きます。

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