回顧

北海道の人口三番目の港町に「パチンコF」という店があります。

今でこそ業界内では有名になり業界のメディアではかなりの露出度を
誇っていると思います。

この店舗のO副社長は20年ほど前は北海道では一世を風靡したコンサルタント
でした。実際はF先生の下でコンサルタント活動をしていたのですが、その先生の
御子息と言う事です。

北海道のかなりの店が接点を持っていました。
ただ、オーテミの破たんなど色々あるうちに、その人気もフェードアウトしていった
のですが、それと前後して「パチンコF」のコンサルタントもしていました。

僕は当時道北方面を担当していましたが、ある日名寄市という小さい町の「パーラーN」と言う店に
営業と
言う名の世間話をしに行くと、社長が変わっており(登記上はどうだったかわかりません)
「パーラーN」の社長が「パチンコF」へ、「パチンコF」の社長が「パーラーN」へ、というよくわからない
状態になっていました。
と同時にコンサルとして何度かその店で見かけていたO氏が、コンサルという立場ではなく役職として
実務に励んでいました。

好調な店舗を経営している「パチンコF」の社長が「パーラーN」を支援する・・・という意味合いだったと
思います。
両者の関係を当時は聞いていたのですが、記憶が定かではないのでここでは触れません。



背景として、当時から「パチンコF」は稼動状況が非常に良く(ただし当時は3~4万稼働の店舗
は全然珍しくはありませんでした)、設備的にもあまり恵まれていないにも関わらずそういう状況
とことで、一部の間では多少話題になる程度でした。
また、北海道でのF氏、O氏のコンサルブームも過ぎ去り、コンサルタントとしてはかなり厳しかった
と記憶しています。


その後、「パーラーN」は近隣で大型複合商業施設の着工があり、その敷地内に新店を出店
しました。
しかし業績が思いのほか芳しくなく、同業者に売却することになりました。

ちなみに現在その複合施設内では「イーグル」「ダイナム」「マルハン」の3店舗がせめぎ合ってますw

かなり昔の事で、もっと色々と諸事情などを聞いていましたが、今となっては事実かどうか確認
するのもわずらわしいですし、記憶違いや事実誤認などもあるかも知れませんので、最小限の
事を書くにとどめました。店名や人名などはほとんどが伏字ですが、ほとんど伏字の意味がない
とは思います。

何を僕が言いたいのかわからないかもしれませんが(当然誹謗中傷などの類ではありません)
別に「恩田氏」の事を批判しているわけでもありません。

全ては書きませんが、ひとつ例とするなら「パチンコ富士」が今のような話題を集めるような店舗
になるまでに十数年という決して短くない月日を要しています。

例えば店を切り取って他の地域に持って行ったとして、今の繁盛がありえるのか?と言う事を
考えてみてください。

即効性のある施策をもって繁盛店に仕上げた店舗を視察に行くのとはわけが違います。
遅効性の店舗を参考にして成果を出すにはそれなりの期間が必要となります。
ましてやこの店舗の場合、遅効性施策の権化みたいな店だと言う事を忘れないで頂きたい。

この店を見て一番学ぶべき事は「辛抱強く、信じてる事を愚直に繰り返すこと」です。



信じてる事が間違っていたら元も子もないですがw