データについて3
さて、お盆に突入いたしましたが、今年のお盆はいかがでしょうか?
猛暑が続く中、涼しさを求めてホールに退避・・・・なんてことはこのご時世
あまりないのでしょうねー(・´з`・)

ここ最近「時間粗利」の事ばかり書いていたので、たまには違うことを。
アウトが飛んでるお店には全く縁もゆかりもない事を書き続けていますが
今回もその流れのお話です。

今回はアウト1万未満のお店が特に該当するので、「あ、自分のお店だ!」と思った
方は、多少は思考の一部として参考にされると幸いです(o´・∀・`o)

誇張した部分や勝手な憶測もありますが、その辺はネタと思って笑って許して下さい。

まず、高稼働店が多く募るSISなどを基準に営業するのは非常に無謀だということですね。
極論ですが、200台設置のお店で、延べ遊技人数が200人未満の場合、そもそも台平均
の意味合いが異なる事を把握しないといけませんね。
赤黒問わず、台平均よりも顧客平均の方が、黒の場合はより大きく、赤の場合もより大きい
ということになります。
この場合は台平均(動いてない機械も平均に参入される)はあてにならないし、顧客の
平均粗利は台粗利平均以上の負担を強いている事をしっかり把握したうえでの営業
をしなければなりませんね。

もちろん設置台数の何倍の延べ遊技人数があったとしても、顧客ひとりの状況は平均
からは読み取れないのですが、台数より人数の方が多いのですから平均値としては
台平均よりも小さい値となります。
現状ではこれが一人あたりの負担を小さくする最良解・・・とするのはある意味正しい姿
と言えるかもしれません。
単純に考えるだけで、例えば台粗6000円の場合、台数の2倍の遊技人数がいたとしたら
顧客の平均粗利は3000円と言う事になりますよね?(極論ですが)
とにかくお客様が多ければ多いほど、平均の客粗利は小さくなります。

逆に低稼働店舗で設置台数以下の延べ遊技人数だとしたら、平均では「台粗利<顧客粗利」
となり、台粗利以上の負担を顧客に強いている事になりますよね。
台粗利2000円だから良心的だ!というのは必ずしも成り立たない場合がある・・・という事です。
平均値を信用しない僕が平均値で言及するのはどうかと思われるかもしれませんが、
あてにならない平均値よりも更にマイナスの事象が低稼働店舗では起こるんですよ、という事
を言いたいだけだったりします。

ということは低稼働店舗であればあるほど、あてにならない平均データを分析する能力、または
データ以上の判断能力が必要となります。
こう言った事を気付かずに、接客だー、設備の充実だーなどと言っても、効果は限定的であると
言わざるを得ませんよね。

例えば客滞率が凄く低いのに高稼働の店舗などは、粗利金額を増大したとしても一人当たりの
金額も分散されるため、顧客のダメージも比較的少ないと言えます(あくまでも机上ですが)。
逆に客滞率の高い高稼働店舗は、粗利金額の増大が顧客ひとりに跳ね返る割合が高いと
(赤差玉の台を多くの台が補てんしているため)いうことを踏まえて営業するのが大事だと
言えるでしょう。
会員データを収集出来るなら台売・台粗以外に、顧客の平均台売・台粗も併せて参考にすると
はるかにデータの信憑性が増しますね(´∀`)

実際、店舗で新台などの分析するなら、台平均よりも顧客平均で考えた方が稼動要因などの
条件分析には遥かに役立つと思いますよー。