シミュレーション(笑)
別にそう呼称してもかまわないんだけどね。細かい事だからw
シミュレーションとはある種の模擬実験で得られる近似値なんですよね。
厳密な解を得られにくいモデルの条件を簡略化して、膨大な(模擬)実験を
繰り返して近似値を得る・・・ような事を言います。
なのでシミュレーションにおける値は厳密な値ではありません。
パチンコの場合は条件がハッキリしているので、計算で容易に理論上の値を
求められますから、一般的な理論値の事を「シミュレーション」と呼称するのは
非常に違和感がありますね。
数値を任意に入力できるフォーマットのことをシミュレーターというのなら、
なんとなくわかりますけどね。
すでに数値が入力されて、その解も出ているのをシミュレー(以下略

では理論値上の自店営業形態下での損益分岐がわかりました。
さてその通りになるでしょうか?ということです。

答えは「なりません」。というか「ほぼ確実になりません」。
まず任意で与える値、例えばスタートやアウトなど、仕様以外の条件予測が
完璧ではない事。
さらに仕様が独立試行による確率によって得られる事。

つまり実際の営業こそがある種のシミュレーションという事になります。
パチスロであれば設定毎に収集して平均出率や、頻度の高い出率などを
求める事が設定の基準となるでしょう。ダイコクはこれを短期間で提供出来る
システムを持ち合わせていることが最大の強みとなります。
(ただしHIT機種を開発するための条件にはならないようですねw)
しかしパチンコは6段階どころか無段階にも変化させる事が出来ますので
条件統一をすること自体が困難です。
なのでかなり簡略化してデータ収集をすることになります。
しかもパチスロの1G試行とパチンコの1回転試行は全く異なり、1日の試行数
はパチスロと比較すると大幅に少ないのです。

条件自体も簡略化され、さらにばらつきがあり、試行数も少なく、これが果たして
どの程度の信頼を保っているのか?が大きな問題ですね。

しかし、実は求める答えが「粗利」のみであれば(TSやT継続などは理論通りじゃなくても良い)
かなり理論上の値に近づく事になります(単日で理論値のプラスマイナス15~20倍差程度の
開きはあるでしょうが)。
その頻度値や平均値が調整の基準になる・・・ということを知るだけで、「噴いたー(´-∀-`;)」
とか「ぶっこ抜けたー(´-∀-`;)」とか言う時の覚悟が前もって出来るのかなとw