旧基準機完全撤去が迫る中、全日遊連は11月17日の理事会後の会見で阿部理事長は旧規則機の設置期限延長について、「話をした事が無いので分からない。全日遊連が延長の要望書を出したとか巷で言われているが、出していない」と、設置期限延長の可能性を否定。
先週収録したシークエンスチャンネルの中で岡崎シークエンス編集長(ポッカ吉田さん)とこの件について触れたのですが、聞かれる度に言っていますが 無いから。
内容に関してはそのうち公開されると思われる
https://p-bomb.co.jp/original/seq-channel/2039/
こちらをチェックして頂くとして、
本エントリーでは旧基準Aタイプ… とりわけジャグラーシリーズ問題について。
で、ジャグラーの歴史をワシなりに振り返ってみると…
3号機以前は北電子にとって黒歴史らしいので触れない事としますがw ジャグラーが世に出てから既に四半世紀、ジャグラー以前にもサーカス、クリエイターといった告知系Atypeがず~っと北電子の売りモノ。当初、多くのホールでは告知ランプを点かない様に勝手に構造変更をして営業していた(ラシイ。ニューパルサーからのクランキーコンドルで、山佐とユニバーサルと裏モノ以外はモノ好き店長でもあまり必要の無い時代でしたから。
出玉規制後の4.7号機ゴーゴージャグラーVあたりで欠けた射幸性補填に設定をアレコレ考えないといけない状況となり、また、規制対象の爆裂機のおかげで回胴も市民権を得て色々と島構成を考えるようになっていたりでやっとこさジャグラーが真面目に扱い始められたと記憶。で、5号機時代へ突入する事で一気に育成対象へ祭り上げられたのがジャグラーだったと。この頃業界へ足を踏み入れた大卒諸氏はいま30歳代後半くらいでしょうか。今日の業界の最前線の方々。
だからというわけでは無いでしょうが、旧基準機撤去へ向けて歩みを進めてきたこの1年、昨年の10月時点と今年の10月時点でのAtype設置比率はほぼ変化無し(驚。そりゃぁ旧基準機撤去が進まないよなと思いつつ、この後どの様に変化していくのかを注視しつつも、北電子側からは“イッテンサンマル”までに16万台程度しか供給不可能ということで、各社これを受けてジャグラー島のシェア争いに参入する動きは今後の販売ラインナップを御覧の通り。除30πのAtypeでは スターパルサー、うまい棒、ハナハナ鳳凰。+意趣違いのリノ。これらに加え、疑似BBtypeで 沖ドキ!DUO、オキワニマル、春一番、ギャグラー といった布陣。ここにマイジャグラー5とアイム増産分で撤去へ邁進するって寸法。
これらの中で、ちょっと気になったのが春一番とギャグラー。
共に BBの獲得枚数を300枚に設定。
ジャグラーをターゲットとするならば、BB-312枚、RB-104枚、1000円/35Gってのが基本再現における最重要事項となるわけだが、6号機規則の純Atypeでは不可能なのは周知。そこで、当然ながら、疑似BBでの再現を…となるのだろうってのはワシでも考える事。そこで上記2機種。
まず、足し算が過ぎる。わかる!わかるんだよなぁ~!だってやっぱりAT機だもん。
疑似BB中にアレやコレが入れられちゃうんだよなぁ~… 前兆だの上乗せだの入れられちゃうんだよなぁ~… 一撃フラグも入れられちゃうんだよなぁ~… 演出も多めに入れられちゃうんだよなぁ~…
ジャグラーの最適快は育成し続けたこの15年間変わらず300枚/30G。でも、純増10枚×30Gでネジペカだけのジャグラーを、当の北電子が作らないくらいだもんね。
春一番は300枚/60G。ギャグラーは300枚/50G。そりゃぁ足し算しますわな。
“イッテンサンマル”ギリギリまで使えるAtypeも多く、また、地域によってはその先も検定期間を残すAtypeもある中で、今後どの様な設置比率になっていくのか?
ワシは「島図は変わる」と確信しておるのですが、さて、どうなりますやら。
「Aタイプ考」