月刊シークエンス6月号 業界羅針盤 より

『推しパチ推しスロよもやま話』

5月に入りいきなりの猛暑日到来と思えば桜前線北上開始前へ逆戻りと、
全力で衣替えを済まさなくてよかったなぁと胸を撫でおろす今日この頃の石川ですおはこんばんちわ。

お盆商戦前の機械は揃ってはきたもののまだ全てを拝見できていない状況という事で本稿ではGW商戦あたりの振り返りをポツポツとでも。

と思うわけですが、お盆商戦の機械をすっ飛ばして5月というのに9月納品予定の機械の発表会って…。

いやぁそれにしても、S機の覇者とはいえ、いよいよ定価50万円超えとは…。

中東情勢云々はわからないでもありませんが、当業界の回胴における遊技機共通部品率は70%超、
リサイクル率は80%超と上場メーカー様のIRに公表されているなか、
変わったところといえば両脇の飾りが中央に鎮座したくらいで大きな変更点とは思えず、また、当該期の検定公示日は2025年11月。
差し替え対象の認定切れは今年の10月から随時。
この流れは周知のところ。ホルムズ海峡「事実上の封鎖」は今年の3月以降でしたが、
検定取って半年近く何をやっていたのやら?あっ!田植えしていましたね。

閑話休題。

そこここでGW商戦の業績は振り返りされておりますが、大雑把に言えばGODの有る無しで利益構造が影響を受けその他はほぼ前年並みという事に。

このGOD。4月末のGW期突入時点におけるP-WORLDでの導入店舗数は3551軒。

これは全体のおよそ60%。

最も導入率の低かった徳島県、島根県における稼働格差はいかばかりか。そのGOD。
GW時の遊技傾向としては「なにはともあれ出るまで打って(基本的には出た分を)全部ノマせ(れ)てその時点でのG数で追い金継続か離席かを思案」
しようとしても、順番待ちの猛者たちのプレッシャーに財布を奮い立たせる!
というか、一人当たりの遊技枚数が大きい、いわゆる客滞率が高い良好な状況でGWを駆け抜けてくれました。

GW明けてどーなるのかなと見ておりますがまだまだ“16384の探究者達”は頑張ってくれているようです。

設定配分、店長カスタム等々ホール側が使い方に慣れてきたというのもありますが、なんにしろ動画映えするという点では現在覇権。

しばらくは回胴島を賑わせてくれそうです。

半面、パチンコ島は…。GW期新機種ではキン肉マンこそ設置台数・導入店舗数的に相応の結果となっていますが、
リコリス・リコイル@ニューギンが孤軍奮闘といったところでしょうか。

キャライメージとは裏腹な右の強さとチンアナゴにも僅かな望みがあるというのが特徴的な同機ですが、
系統的にはリゼロ、喰類等の強烈先バレ搭載カテゴリー。

クルミ先バレは脳が焼けるとの書き込み多数(笑。昨今の‘ながら遊技’にフィットしているのかなと。

稼働好印象の流れの中での回胴適合ですからホール側の注目度は喰類再来祈念で上昇中。

ただ、リコリコのアニメは1期のみ。
ニューギン&サミーのパワーで2期ともなればファンの喜びはひとしおでしょうしニューギン&サミーは第2弾でホクホクのWinWin。
スクスクと健全なIPに育って欲しいものです。

IP絡みといえばGW期には業界初チャレンジの「推しの日」がありましたね。
参加ホールは1980店。1店あたりパチンコ機6.9台、回胴式4.7台、都合11.6台平均にてお試しプレイエリアを提供されたとの事。

警察庁発の令和7年末における1店あたりの平均台数はおおよそ500台となっていますから全体の2%程度であればGW期間とはいえ、
今どき満席が見込まれるホールは皆無ですから問題なし。

設置機種には若年層向けIPが多くを占める事となるのは想定通り。
本来であれば回胴ならジャグラーを筆頭としたAタイプを、パチンコ機ならばフィーバークイーンや海物語系、ハネモノ系もラインナップしたいところですが、システム上、P機、S機での対応はなかなか難しいところ。

このあたりは「推しの日」委員会も頭に入っていての‘プレ’開催と伺っておりますもので、次回以降へのブラッシュアップが勘どころ。

お試しプレイでのコンプリート報告が無かったのはある意味幸いか(笑。

個人的に注目していたのは稼働状況より推しの日賞品の交換状況。

1店あたり1.3個程度の交換にとどまったのは少しばかり期待外れと言っては言いすぎか。

内訳はPORLOR NICOLE賞品を抑えてのTOPがまどか☆マギカ外伝アクリルキーホルダー。

とは言え、TOP10に顔を出したIP関連はこの1つでPORLOR NICOLE系賞品以外はメーカーオリジナルIPが並ぶ結果に。

まどか☆マギカの他には転スラ、キン肉マン、アクダマ、うみねこ、タクトオーパスあたりのIP賞品もある中、高尾コパンダが大健闘。

ウリンがマリンを抑えた以上にここは非常に興味深く資料を拝見しました。

198人がコパンダのアンブレラマーカーを携帯し、75人がコパンダ前髪クリップを使用するかと妄想するだけで激熱。

未だに「賞品入荷」というガイドラインに抵触するポスターを店頭に掲示するホールがあるわけですが、
遊技客の減少を和らげるためにもニーズを丁寧に手探りし続ける事は大切だなと思う次第。

その昔、マスオさんが紙袋いっぱいの賞品を持ってパチンコ屋から出てくる描写がサザエさんの中であった事を根底で忘れてはいけないのかなと。

まぁ、ラジオあたりでキムタクにパチンコ面白いよねと呟いてもらえれば全て解決しそうなものなのですが…。

藤・ひきこまり仕様のブラッシュアップ+コテスタ+設定付きでパチンコ機の回胴化がパチンコ島の打開策にならないかしら?
などと淡い妄想を浮かべつつ本稿は了とさせていただきます。