みなさま、ご機嫌いかがですか、POKKA吉田ことオカザキです。一年に一度、ここに寄稿させていただいております。本稿は大晦日の昼に書いていますが
、みなさまが読むときは新年を迎えているかもしれません。明けましておめでとうございます。
、みなさまが読むときは新年を迎えているかもしれません。明けましておめでとうございます。
では、いつもの私のトーンで書いていきます。
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令和6年はいくつかの視点で振り返りができる年だった。
まずは規制緩和。
ぱちんこ関連から。3月からのLT(令和5年に決まった内規)、7月以降のスマパチ限定のLTや総量計算やCタイム、そして令和7年7月以降のLTの内容も決まった年だった。
そして今、決定しているとは聞いてないので最終決定していない体で述べるが、設定格差関係や電サポ関係など、
8月の技術上の規格解釈基準改正に対応したルールを日工組と警察庁が詰めの協議をしており、決まっていないとすれば越年するが早晩決まる見込みだ。
そして今、決定しているとは聞いてないので最終決定していない体で述べるが、設定格差関係や電サポ関係など、
8月の技術上の規格解釈基準改正に対応したルールを日工組と警察庁が詰めの協議をしており、決まっていないとすれば越年するが早晩決まる見込みだ。
パチスロ関連も。先に触れた8月の解釈基準改正によってボーナストリガー(BT)が可能になった。日電協が中心になって日工組とともに既にBTの自主規制は決まっており、来年度には登場することが見込まれている。
ホール関連でも。5月の専用賞品のガイドライン制定で二物二価系営業が可能になったし、9月の再プレー手数料ガイドライン制定で貯玉再プレー時に玉やメダルで手数料徴収が可能になった。
あとは6月の合同祝賀会で業界のパーパス「遊びの力で 心を元気に」が発表された。今、業界団体間でこのパーパスの肉付け作業が進められており、令和7年はさらに進捗することが期待されている。
警察庁人事もあった。6月の合同祝賀会の当日付で保安課長人事となり、永山氏が保安課長になった。その後、解釈基準改正や手数料ガイドライン制定、LT3.0とでもいうべき内規改定など、二代前の課長からずっと続いてきた規制緩和の流れが続いている。
こういった規制緩和の流れの立役者は間違いなく自民党の有志国会議員による遊技産業議員連盟の存在だ。6号機の向上に焦点をあてた議連活動から全般の規制緩和に活動が変化しており、令和6年のものすごい規制緩和の流れを決定付けた。
しかし10月の総選挙で自公は衆議院の議席で過半数を割ってしまっている。もっとも立憲は第一党にはなっておらず、第一党は自民党のまま。岸田前首相と石破首相が勝手にコケただけのように見えるこの結果だったが、野党は立憲野田代表に集約されなかったため、石破氏は衆議院で過半数を割った状態のまま首班指名で政権を維持している。
このような宙ぶらりんの政権ではどうなるのか?と業界関係者も心配したかもしれないが、実は国会を通す規制緩和、すなわち法改正が必要な規制緩和はこの4年間続いている規制緩和群の中で一つもないのだ。自民党が少数でも与党に居続けていることから遊技産業議連と警察庁の関係性は今のところ心配はないように映る。この辺は令和7年の参院選の結果にもよるだろうが、当面の間は心配ないと予想している。
その参院選について自民党は年末ぎりぎりの12月26日に参院選の追加公認6人を発表した。その中に全国比例で阿部恭久(あべ・やすひさ)氏が公認されており、業界内外でついに阿部さん出馬がオフィシャル情報となった。阿部さんの肩書はたくさんあるが、サンキョー(SAP)の代表、全日遊連理事長、東京都遊協理事長、21世紀会会長、そして全日本遊技産業政治連盟の会長などが業界公式的な肩書である。自民党は阿部さんの肩書を全日本遊技産業政治連盟として発表したようだ。なお、阿部さんは政府のギャンブル等依存症対策推進関係者会議の委員を務めているが、ここでの肩書は21世紀会会長だ。
令和7年の前半は業界挙げて阿部さんを応援する流れになることが予想される。かくいう私も業界の末席からできることをやっていく予定であり、正月明けたらすぐに関係者らと相談していく予定を既に組んでいる。過去の2回の参院選とは違い、業界の人間というかホール法人の代表者がそのまま公認ということだから、業界挙げての応援の熱量も桁が上がるくらいになるだろう。果たしてどのようなメッセージを阿部さんが打ち出してくれるのか、我々は注目しておこう。
なお、最も基本的なことであり、最も重要なこととして「あべ・やすひさ」という名前を覚えておくということがある。「恭久」という名は珍しいわけではないが読めない人は「やすひさ」と読めない。既にバックヤード用のポスターデータが業界内でDL可能となっているが、そのポスターは「あべ やすひさ」とひらがなで記載されている。参院選の全国比例は候補者の名前を書かないと候補者の名簿順位が上がらないわけだ。名前を書くためには「名前を覚えておく」必要があるので、ひとまず業界関係者は「あべ・やすひさ」という名前を覚えておいて欲しい。
さて、令和7年はどういう年になるか。令和6年もぱちんこ島の凋落は著しかった。令和7年、回復できるかどうかがビジネス的には最重要になるかと思う。なお、私の見立てではぱちんこ島の凋落の原因を「1位 高すぎる玉粗利」「2位 先バレ待ちで良い状態に入るまで板面が注目されていない機種ばかり」「3位 販売価格や販売方法などの高コスト体質」だと考えている。このため、LT3.0について「ぱちんこが良くなるためにするべきことじゃないだろ?」という批判的な声は「間違っている」と私は断言しておきたい。あなたの法人の玉粗利はいくらですか?40銭とか50銭になっていませんか?SISベースでも30銭を超えている現状で、ぱちんこを打つ人が減るのは当たり前ですよ、ということである。その結果が令和5年一年間の参加人口過去最低更新であったわけだ。令和6年のデータは令和7年に発表されるが、それを確認するのが少し恐ろしい気もする。
不公正な販売方法が目立ったのも令和6年だったかと思う。令和5年度は新型コロナの5類移行もあったことから、決算を公表している業界企業は軒並み増収増益を叩き出した。しかし令和6年度は新紙幣もあったし、パチスロ市場が令和6年後半に小休止しているかのような状況になっていることもあり、収益構造が少し弱くなったところが多いと思う。一方で不公正な販売方法は増えた印象もある。高コスト体質の改善も抜き過ぎの抑止のためには必要なので、令和7年の重要課題の一つになるだろう。
BT機でパチスロ市場の小休止感からの脱却を実現し、ぱちんこ島の凋落の歯止め(理想は回復だがそれは令和7年中では厳しいと思っている)を実現し、「あべ・やすひさ」さんを国政に送り出してさらに業界全体の利益のために働いてもらって、終わって見たら「案外良い年だった」と言えるようにするというのが令和7年の目指すべきゴールかと思う。そのようになるためにできることは私も含めて各位、取り組んでいただきたい。
・私的後記・
令和7年の個人的な目標を。
令和6年は8,000歩/日が目標だった。しかしただ歩くということは絶対にしなかった。目的地の一つ二つ手前の駅で降りて歩く、ということを繰り返していただけだ。猛暑のときと雨のとき、時間のないときは歩かないし目標達成のためにただ散歩するなんてことも一切しない。歩くことが前提のアプリゲームも一切拒否。ウォーキングイベントのお誘いも全拒否である。だから一週間に2、3日くらいしか目標達成していなかったが、それで充分だった。
歩く目標を定めてから体力が少しは回復した。令和5年に脳梗塞をしてからは体力が極端に落ちているが、そこからの回復である。
それを踏まえて令和7年は「手摺りを掴まずに階段を昇り降りする」「ゴルフを1ラウンドする」ということを目標にしようと思う。ゴルフは元々やらないのだが、年に一度か二度くらいのペースで決まった友人らとするくらいにはやっていた。しかし令和5年から今に至るまで一度もやっていない。歩くことに対する体力は確保できたので、そろそろやってみようと思っている。
とまれ、これを読んでいるみなさまは無事に年を越せたわけです。今、インフルエンザがものすごく流行っておりますので、お身体に気を付けて睦月から令和7年を駆け抜けていきましょう。新年もどうぞよろしくお願いします。
令和6年12月31日昼下がり POKKA吉田こと、オカザキトオル