10月14日
台風一過。本日は浪高けれど晴天なり。雨雲が列島を通り過ぎる毎に秋色が濃くなっていくわけですが、同時に外気温も下がり始めますので、店内温度との塩梅にも気を配らなければなぁなどと思う今日この頃でございます。

さて、先週は、フィーバークイーン2のデータ取りへ。

2006年の クイーンZERO以来になるんですよね、クイーンの看板。
ZEROシリーズはホールの意向と言いつつ結局頓挫しましたが、今回はいちおう三共の看板ネームでの 1/99 リリースになります。次々機種あたりに控える パワフル もこの系統の仕様になります。

今後は『日工組の依存対策』が絡んでいきますので、ボチボチ真面目にホール側も「真剣に」対峙しないといけません。
(↑ ↑ ココ たぶん試験に出ますので ↑ ↑)
 
さて、そんな背景があったりなかったりするクイーン2。
左右対称で板面領域もフル使用。SANKYOの場合、グチャグチャ出荷ゲージがお約束ですが当機はアクリルですからあんまり心配はいらないでしょう(笑
ワープが上部ブロックへの配置となっていますが、ノーマルで十分です。ただし、この枠は玉飛びに若干の難がありますので、右板面側ともども‘打ち手の気持ち’を踏まえた丁寧な管理は必要かなと。

S値は変にひねらなくとも容易に落ち着きます。

そもそも出率100%設計分岐S値も高いのですが、MAX8にしては保0~保4までが12.4秒、保5、6が5.5秒、保7、8が5.4秒という長めの変動秒数なので、どちらかというと入賞Sが高めになってもあまり気にならない仕様。ただし、リーチ確率が各保留均等の約1/8.8 となっていますから、(今時の機械の様に保0のリーチ確率が1/3でリーチ自体はカスでも楽勝で15秒以上だよーんとかいった様な仕様では無いってタイプ)、消化効率を上げる⇒保5以上の点灯頻度を上げる⇒初当り回数が増えるという、初期の甘海系等のスタイルになります。

これがSANKYO流の「依存対策系遊パチ」への一つの答えなのでしょう。

この点に関しては、‘今回の大海’の様なスタイルよりは、ワシ的には好感が持てるところです。

現況の市場状況から、さすがにこの仕様がいますぐにメインに成りようは無いのですが、こういった方向性(まず初当り回数有りき)の遊技機の店内シェアが増えて行く事は非常に重要な部分と考えます。ずっと言い続けていますが、2006年版北斗の拳STVみたいな機械‘も’ホールには必要なんだって事なのですがいかがでしょうか。

ゲージのお話に戻ります。

T1Y値もBA値も触れば触っただけ(笑)データに反映され易い構成です。ですから、バランス良く調整しつつ高いS値の保持を心がけるといった、本来本質のベース理論でアプローチしていただければなと。

ドラムですから単調なのは言うまでも無いのですが、それだけに当機の保留先読み等は重要な演出となるだけに、高S値の(と言うより入賞S値の)保持は運用の肝。
 
今臨時国会の焦点は、換金問題よりも、よりカジノ法案に沿った「依存対策」に風向きが変わってきている様です。(換金問題・三店方式問題がまったくなくなったという意味ではありません)
ホール団体、メーカー団体もこの点はここ数年、ずっと指摘され続けていた問題ですし、ここの対策実施が現実的に行われ、認識されない限りカジノ法案の立法化には時間が掛るという事です。
 
と、たまには真面目なネタにも触れてみました(笑