2020年と2021年ともに売上規模と粗利規模の変化はありませんでした。
しかしパチンコとパチスロの売上・粗利構造には変化が出ています。
それはパチスロの6号機への入替からきているものです。
ダイコク電機の発表によれば、2020年と2021年の業界売上は約14.6兆円。
2020年のパチンコ売上が約49%、パチスロ売上が約51%です。
2021年のパチンコ売上が約56%、パチスロ売上が約44%です。
つまり、約7%の売上がパチンコからパチスロに移動したということになります。
これは5号機から6号機への変更による離反が、パチンコのハイミドルに移動したわけです。
ということは、これから6.5号機によってパチスロへの流れが起きると予想されます。
その先にはスマートパチスロが待っているのですから、パチンコとパチスロ比率は
2019年の構成比率までもどる可能性があるといっても言い過ぎにならないかもしれません。
そこで起きるのが、遊技機の素早い入替とヒット機種の取り揃えであることは分かります。
つまり、パワーゲームになることを避けられないのが現実ということです。
6.5号機、スマスロ、スマパチ、新紙幣対応と投資が続く中で、様子見は危険となります。
まだ離反顧客が戻り切らない状況の中で、広い商圏から若年層を中心に引き戻す必要があります。
そのためにも差数のでる環境を先に作り上げた所へ集まりやすくなるからです。
良かったら導入しようは、まだ十分な顧客母数がないためにかなり危険だといえます。