前々回記事の口語的な補足
前回の投稿からかなり間が空いてしまいましたが(´-∀-`;)
前々回記事の数値的な説明を排除して書いてみたい思います。

<平均値が見えなくしているもの>

もちろんP店の運営スタンスとしては、誰が10万円勝とうが
負けようが、トータルで予算に達していたら良いわけですが
それはマクロ的な話。
しかし、なぜかこの業界の人たちはそれを肯定するような論調
が多い
事に違和感を覚えてしまいます。
全体を見てもいつもと変らない玉粗利。でも稼働は絶賛減少中。

一般的な小売業の場合、Aと言う商品を販売した場合、それに
伴う原価率は同じ店舗なら基本的に全て同じわけで。
製造業となると、開発費などがペイ出来る販売個数から原価率
は変動するので、そこで値下げするなりで価格調整をすること
もありますが。
こう言った、固定された原価率の集合体の場合は俯瞰してみる
のは非常に意義ある事だし、確かに
「全体像=個別の傾向値」
見る向きもあるでしょう。

ではパチンコ業界はどうでしょうか?
同じ商品を提供しているにも関わらず、原価率は遊技台ごと、
または遊技客ごとに大きく異なるのではないでしょうか?
つまり
「全体像≠個別の傾向値なのは自明です。
「そんなもん昔からそうやって営業してきたんだからいいんだよ
という意見も理解しないわけではないですが、実際の状況は
どうでしょうか?

では何が変わったのか理解してますか?
ここで
「時間売」「時間粗」とか言う人もいます。
そういう意見を言えるだけマシではありますし、実際
間違いではないのですが、現実的にその上昇金額(玉粗なら
数百円程度)を見てイメージが出来るでしょうか?
本当にその数百円(例え数千円)の上昇でしかないのなら、
ここまでの落ち込みはありませんでした。
平均値という間違ったフォーマットからここまで辿りつくのは、
かなり勉強されていることはわかりますが、そこで思考停止して
しまうのはもったいない話です。

平均金額が上昇した事が核心ではない、ということです。
僕も玉単価が上昇した事が問題だと論じる事はありますが、
実際は「玉単価が上昇した事」は二次的な結果であって、
それを押し上げたプロセスに原因があるんです。
実際、玉単価が20銭上がったところで4万稼働で八千円にしか
過ぎないわけで。八千円を惜しむ人はそもそもパチンコなんか
やらないでしょうしw

相変わらず脱線してしまいましたがw
次回、続きを書きます。
ここまで書いたので、想像できる内容だと思いますけどw