3月1日のエントリー「ここまでの変化と今後。」

本日は、前回のエントリーで触れた遊技機の変化について。

まず、昨年12月から始まった、海JAPANを筆頭とする「経過措置機」。
ここでの変化は板面表面の「ベース」に関するものだけではありません。
契約書の裏面に【特約条項】が記されています。
この中に、
「売買物件の納品後、当該売買物件が当局の指示により撤去せざるを得ない状況となった場合には、甲(メーカー)は下記撤去補償を乙(ホール)に速やかに支払わなければならない」
という一文を伴った条項が入りました。(ご確認頂ければと)
三洋さんの場合は、納品日後撤去までの期間とその補償代金を
(1) 1か月以内 → 売買代金の60%~70%
(2) 1か月を超え3か月以内 → 売買代金の40%~50%
(3) 3か月を超え6か月以内 → 売買代金の20%~30%
(4) 6か月を超え1年以内 → 売買代金の10%
(5) 1年を超える場合すべて → 売買代金の0%
と記しています。
現場感覚的に、また、事務経理的にも慣習から見逃しがちな部分となりますが、劇的な変化と言わざるを得ないのがコレ!
メーカーさんの言ってみれば必死さが伝わってくるでしょ?

2月4日のエントリー

さて、1月も終わり、予告していた「適合時と不一致で納品された機種リスト」も未だ出ず。
1月19日、維新の党・初鹿議員より「不正パチンコ台撤去に関する質問主意書」が提出されたわけですが、リスト発表が遅れている理由の主だった部分はコレが原因。
当然、局長⇒課長へと対応指示が下る要件ですから、容易周到な答弁内容を構築する上で、このリストは重要になります。
ですから、慎重に慎重を重ねた上での発表になろうかと。
これはこれとして、例年、全日の新年理事会における行政講和を書き起こしてきたわけですが、今年はサボりました(笑。
理由は簡単で、特に書き起こす理由が乏しかったから。

■H28年1月 全日遊連 行政講話

1.射幸性の抑制に向けた取組
2.のめり込み問題
3.遊技機の不正改造の絶無
4.遊技くぎの問題
5.遊技機の流通における業務の健全化
6.ぱちんこ営業の賞品に関する問題
7.広告・宣伝等の健全化の徹底
8.営業所における置引き対策

■H27年1月 全日遊連 行政講話

新年最初のエントリー

日取りが悪いと評判(?)の2016年正月営業はいかがですか?
明けましておめでとうございます(礼
意外にメリハリの利いた日取りですから案外ダラダラと上がり目で動きそうかな?などと楽観的に考えていたりしますが、この期間の公休時に実家に帰った社員さんが「あんたの業界大丈夫なの?」と、親御さんや、特に妻帯者は奥様側の親御さんの目線が痛い思いをしてホールへ戻ってくる方が多くなりそうなのが心配(^^;

大晦日は恒例の紅白を観ながらの更新

まず、
年明け1月下旬をメドに、日工組 ⇔ ホール団体で調整した上で発表される予定の『撤去遊技機リスト』ですが、撤去するにはコレに代わる遊技機が必要になりますから、当然ですがただちに撤去ということではなく、可及的速やかに優先してホールから姿を消さなければならない機種ということ。
この「優先的に撤去を推進する機種」に代わるのが、来年4月以降、全メーカーから揃って市場投入される(はずの)「安心・安全遊技機」。
しかしながら、現状の中にも保通協適合遊技機でベースの確保ができている遊技機がありますよと。
この12月から納品開始された、海JAPAN、バカボン5、アクエリオンEVOL以降の、いわゆる「プラス10」と呼ばれるBYmin:10を担保する出荷状態の遊技機を中心に『安心・安全遊技機リスト』を1月中頃までにはお知らせしますということでしょう。
ただ、申し訳ないがこの12月から3月までに設置開始される遊技機の中には「安心・安全遊技機リスト」から漏れてしまう遊技機も混在しますのでご了承くださいと。
これがここまでの現状となります。

メリクリ12月25日

「ぱちんこ遊技機の撤去回収等に関する声明」合意事項

1 遊技客が手軽に安く安心して楽しめる多種多様な低射幸性遊技機を開発・設置する

2 遊技機の出荷、設置及び使用の各段階におけるその検定型式を担保するため、新たに「製造業者遊技機流通健全化要綱」及び「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」を設ける(施行期日 平成 28 年 4 月 1 日予定)

3 日工組からホール関係団体に通知される入替が必要な型式の遊技機については、可及的速やかにこれを撤去回収する

4 「高射幸性遊技機の取り扱いについての合意書(平成 27 年 9 月 30 日)」を強力に推進する

5 依存(のめり込み)問題の啓蒙・啓発活動に取り組み、行き過ぎた遊技を未然に防止するため、業界全体で策定した「依存(のめり込み)問題対応ガイドライン」の普及に努める

6 メーカー、販社及びホール関係者に対し、風営法等関係法令に関する教育を徹底し、コンプライアンス意識の向上を図る

短評

12月1日のその前に、11月25日に開かれたホール5団体と大門課長補佐との連絡会。
議事録が流れるの早かったですねぇ~(笑

11月24日

11月17日の余暇進における行政講和。
ここまでココでは触れずにおいてましたが、基本的にまだ何も決まっていませんでしたので触れませんでした。
(セミナー出張が長かったので書けなかったってのもありますが…)

この「大門講和」。
前段があります。
11月6日に行われた警察とホール5団体の連絡会での質疑応答がそれ。
例の『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去について(要請)』についての行政からの説明の場というロケーションでした。

以下、質疑応答…

(全日)「業界を挙げた回収に協力すると共に… とあるが、回収方法は今後、日工組から出されるとの認識でよいか?」
(警察)「そうだ。具体的な内容は今後日工組から発表がある。撤去対象の型式、期間、新たな問題のない遊技機をどのように製造・販売していくのか等の発表があるはずである。日工組の発表を待ってほしい」

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『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去について(要請)』

11月6日の警察庁丁保発第196号『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去について(要請)』。

もの凄かった箝口令も、正式な通知文章が出ましたので一応解除。
ということで、経緯と今後について書いてみようと思います。

10月10日

我々ホール側から見た現時点での「敵」は、どうやら(やっぱり)メーカーってことになりそうです。
‘ 高射幸性遊技機リスト’に、まだ設置もされていない機種がこれでもかと並んでいる中、大海BLACKのMAXと、ギンパラ4のMAXの文字がどこにも無かったわけですが、まぁ、その理由はちょっと書けないのでおいといて、流れ的には、三洋・金沢さんったら日工組のトップなんだから、ここは率先して海JAPANの高額下取り対象機にでもして男をあげちゃうのかなぁ~??などと思ってみたりしていたのですが、蓋を開けてみたらばアラヤダオクサマ…
定価:429,000円
台数値引き無し
in沖縄3下取り価格:2万円、甘沖縄3下取り価格:3万円
定価価格は上がっているし、高額下取りの意思表示も提示も無いわってあんた…

日工組のトップがこれですから、他も推して知るべしと心得ていたほうがよさそうです。

こういった細やかなネゴシエーションができないから全日も日遊協も全幅の信頼を寄せられなくなっちゃう…

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