「業界羅針盤」月刊シークエンス11月号掲載記事

空気の乾燥具合もめっきり秋めいて過ごしやすくなってきた今日この頃。
とは言え、物価の上昇もあり娯楽・遊興費は湿りがち。お盆明け以降は期待の遊技機も忖度遊技機も結果が伴わずの中、
年末にかけて畳みかける様な新機種投入ラッシュに辟易としているホール関係者も多数と心得ております。

そんな中でもパチンコであればe Re:ゼロから始める異世界生活 season2 M13からのPシン・エヴァンゲリオンX、eシン・エヴァンゲリオンZ。
パチスロではL /前後編 f/UUからのLバジリスク絆3と耳目を集める機種を頼りに1軒平均10台を導入した事となるPフィーバー機動戦士ガンダムSEED Sの撤退戦、
1軒平均5台程度の導入となっているL バイオハザードヴェンデッタ FK、L EVANGELION・未来への創造jFの撤退戦をこれらの機種で仕掛けつつ2024年迎春へ向かって行く流れ。

1年前のこの時期は「スマスロリリース前夜」というお題で入稿させて頂いたのですが、そのリリース後、
昨年11月から本年12月の間に導入、導入予定の回胴式遊技機に於いてはS型式51機種に対してL型式は33機種。

月刊シークエンス2023年10月号掲載記事

月刊シークエンス10月号 「シークエンスチャンネルの続き」

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、だんだんと秋めいてきた空気や日差しに一息つく思いの今日この頃。
それでも近い方の中にコロナ罹患がちらほら見受けられ、またインフルエンザウィルスも活発という事ですので気を引き締めて暮らしていかなければとも思う次第。

ぱちんこ業界的なこの1カ月といえば、9月4日から稼働の始まったeぱちんこソードアート・オンラインK12が某BIGデータ上では
稼働3週間の平均OUT40,000超えと好調な滑り出しで市場を牽引し、
20日から稼働の始まったPリング 呪いの7日間3 JMA、P新世紀エヴァンゲリオン15 未来への咆哮Fが後押しする形で進行中といったところですが、
ソードアート・オンラインは市場におよそ17,000台程度。
スマパチのユニットは9月末現在で全国に3,000軒余が保有しているわけですが、Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED Sの導入店舗規模はそのおよそ1.7倍。
リング、咆哮F共におよそ10,000台では1軒平均10台設置のガンダムSEEDの穴を埋めるまでには至らずといったところでしょうか。

月刊シークエンス9月号 入稿記事

「ぱちんこファンのために、今、ホールがすべきこと」

夏の風物詩でもある高校野球が終え処暑も過ぎたとはいえ一向に暑さが和らぐ気配も無く残暑厳しい中ですがどうぞ皆様ご自愛くださいませ。
さて、お盆前の最注目機種であったPフィーバー機動戦士ガンダムSEED Sはいかがですか?
お盆時点でおよそ4,950軒の導入となりました。販売台数が5万台ですから、1軒あたりおおよそ10台平均の導入といったところ。

P新世紀エヴァンゲリオン15 未来への咆哮の導入開始当初はおよそ5,050軒、Pゴジラ対エヴァンゲリオン
G細胞覚醒Lがおおよそ5,070軒(共に5万台程度の初期出荷台数)店舗の減少傾向を踏まえればおおよそ同規模での運用となっています。

現在の新機種購入活動限界店舗数といったところでしょうか。
お盆時期以降の稼働状況はさすがにEVAの時の勢いは感じられませんが、一先ずその地域、店舗の強弱なりの稼働状況で落ち着いているといったところでしょうか。

EVA咆哮は現在5,200軒超、ゴジEVAは現在5,800軒余で稼働中となっているわけですが、これは嫌味でもなんでもなく、
中古市場におけるゴジEVAの貢献度は非常に高いと個人的には見ております。

月刊シークエンス8月寄稿文 概略

定期健診に行ったのですが、待合では苦しそうな咳をする方が先月と比べて大変多くなっていました。
担当医に伺うとコロナもまったく落ち着かないけれどここのところは風邪で来院する方が多いとの事。
外の暑さと建物内との温度差で体調を崩すケースが多いけれどマスク着用期間が長かったせいか免疫力が低下しているのかもねとも。
今年の夏は過去最強の暑さといった報道もありますので、どうか皆様御無理無き様ご自愛ください。

さて、本日は、月刊シークエンス8月号への入稿・校正が終わったところなのですが、今号の記事ではスマパチ新海物語を中心に内容を構成しております。
しかしながら、関東の案件〆が8月4日までと伺っており、入稿はしたものの案件〆までに読者の皆様のお目汚しができるか微妙なところですので、
一足先にコチラで掻い摘んで触れてみたいと思います。

キャッチフレーズは『Cから始まる新体験!』というe 新海物語 349 ELTH。

月刊シークエンス7月号寄稿文

花粉の季節もなんとか凌ぎ、いよいよマスクをしていられない暑い日々へ突入でございます。
電気料金とのニラメッコとはなりますが、熱中症で医療費が嵩むくらいならと思い悩みつつ、
広告宣伝に関するガイドラインQ&Aを片手に太陽サンサン暑い日は涼を求めて御来店頂くのがイチバン!
といったポスターデザインを思案する今日この頃でございます。

それにしてもゴールデンウィーク明けから厳しかったですね(汗
回胴はL北斗の高水準の安定稼働を中心に5月8日以降3,000軒以上に導入されたL主役は銭形4L1、Lスロット ソードアート・オンラインB2、
S炎炎ノ消防隊jSの新台効果もあり大きな崩れも無く6月へ流れ込めたと思われるのですが、

パチンコが…少々元気が無い。

市場で数万台の導入意思となるであろういわゆるビッグネームが8月のPフィーバー機動戦士ガンダムSEED Sまで見当たらない中、
かなり厳しい日々の営業が続くというのが現在の現場感ではないでしょうか。

月刊シークエンス 6月号 寄稿文

「2023年後半戦のパチンコ市場を考える」

早いもので2023年も折り返しの時期となってまいりましたので、今回は本年新春号に寄稿させて頂いた内容を振り返りつつ、後半戦の展望でも。

昨年末時点での遊技産業健全化推進機構への加盟店舗数は7,802軒でしたがこの入稿直前では7,478軒。
半年の間に324軒の減少です。
全日遊連加盟店舗数はおよそ6,900軒でしたが5月の総会でのお話ではおよそ6,600軒との事。
P-WORLDの登録店舗数は6,857軒から6,627軒となり230軒の減少というのがこの半年の業界模様。

P-WORLD上から10軒以上減少したのは愛知県、東京都、神奈川県となるのですが、
東京の場合、極端に言えば1駅に1軒なんとか持ちこたえているという状況。

メーカーへ目を向けてみますと新春号のWORD入力時には㈱オーイズミが㈱高尾を子会社化という報に聞き耳を立てつつPCへ向かっていたと記憶していますが、
今年の3月には老舗西陣が解散というなかなかショッキングな事もありました。
昨年来、メーカー間の販売力の偏りがより鮮明になってきているだけに、今後もホールの減少と歩調をあわせる様にメーカー間の競争は激しくなりそうです。

月刊シークエンス 5月号 寄稿文

「スマスロ北斗の拳の初期稼働からホールが考えるべきこと」

今回は4月初週から導入開始され、回胴界に旋風を巻き起こしているL パチスロ北斗の拳AD XR を通して見えてきそうな業界のこの先について触れてみたいと思います。

本稿を書いているのは導入開始からちょうど3週間経過した時点ですが、過去に類をみない高い次元での稼働維持には驚くばかりです。
支援先にもなんとか導入できたのですが、言わずもがなで実稼働状況はかなりのハイレベルで推移しています。

店外向けは休眠層へのアプローチを、店内向けには初代北斗の拳を知らない現在の遊技者層への訴求を高める事を
導入開始前のプロモーションとして各支援先にはお願いしました。

稼働開始後は全国的に導入が進み、ゴールデンウィーク前の増台も落ち着けば
休眠層を含めたレイトマジョリティーやラガードの遊技機接触が始まるだろうから、そこからが本番と伝えていますが、
この層への取り組みがロイヤルカスタマーを増やす絶好の機会と捉えています。

月刊シークエンス 4月号 寄稿文

「スマパチ最新情報から考える当面の展望」

桜と共に花粉舞い散る季節になってまいりました。Hay Fever …とほほ…
むず痒い目を擦りつつ前方を見渡してみますといよいよのゴールデンウィークが目に飛び込んできます。
今年のゴールデンウィークは5連休の塊に。4月29日から9連休というスケジュールを組まれる方もあろうかと思われます。
昨年は緊急事態宣言が発出されなかった事で各地の人出が大幅に増加したのを記憶しておりますが、
令和5年3月13日以降マスク着用は個人の判断が基本となり、また、海外からの入国者への検疫措置も緩やかになった事から
昨年以上の人出が見込まれる事となるでしょう。

業界的にはゴールデンウィークを迎える準備として新機種を取り揃えて集客・増客の起爆剤とするのが常ですが、
昨年のゴールデンウィーク前に市場投入された機種群はいかにも小粒といった印象でした。
しかし今年は!安定のジャグラーシリーズ4色はもとより、甲鉄城のカバネリを中心とした6.5号機群にスマートパチスロが加わったラインナップでのお出迎えとなります。

月刊シークエンス3月号 寄稿文

「ついにオープンしたスマスロ専門店に関する私見」

三寒四温の季節となり、春の足音が遠くから聞こえてきそうな今日この頃ではありますが、
この季節になりますと毎度花粉症に身構える事となる石川ですコンニチワコンバンワ。

政府は今月の13日からマスクの着用を個人の判断に委ねるという方針と言う事ですが、コロナに限らず、冬場はインフルエンザ予防対策、
春先以降は花粉対策ということで、個人的には気温上昇でしんどくならない限りしばらくはマスク必須の生活となりそうです。

さて、1年ほど前のシークエンスチャンネルの中で、スマート遊技機の登場で設置もオペレーションも楽になる事で“コンビニサイズ”の遊技場が出てくる
と言うお話をさせて頂いておりましたが、スマスロ市場投入から3カ月を経ないスピードを以って
2023年2月8日水曜日にスマートスロット専門店「スマートガーデン浦和」がグランドオープンをしました。
2月8日=「ニハ」≒「ニワ」=「庭」=【ガーデン】。さすがです(笑)。

月刊シークエンス2月号 寄稿文

「スマスロ北斗の拳発表&日工組によるスマパチリリース発表を受けて、ホールは今年のゴールデンウイーク商戦をどう考えればよいのか」

春節に入るやいなや10年に1度と言われる最強寒波到来を目前にして全国的に大きな災害等へつながらない事を祈りつつこの原稿を書き始めております。

昨年の6月から6.5号機の導入が始まり7カ月、11月からスマートパチスロが導入され早や2カ月を経過したわけですが、
ゴールデンウィーク前までに設置される6.5号機は現時点で37型式、スマスロは6型式というのが現在地となっています。

1月4週目の時点ではスマートパチスロは全国でおよそ56%の店舗に導入され、設置台数比率としては全体のおよそ7%程度。
2カ月経過時点としては現状4型式のみの運用という点を見れば相応のスピード感ではないでしょうか。

この後、L HEY!エリートサラリーマン鏡、L 革命機ヴァルヴレイヴの増産分の導入を挟み、
L 北斗の拳、L ゴブリンスレイヤーの2型式が加わってのゴールデンウィークとなります。

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