2013/06/15
驚愕(笑)の5,000台設置になりますので慌てて取り上げたいと思います。
 

 
 
この機械を運用する上での最大のポイントは「お客様に‘ チョロ打ち ’をさせないで!」
 
どーしても『経験値の高いお客様』が主だった遊技対象となりがちなフォルムの王将ですし、また、そーゆー方に限って、この手のゲージ配列やゲーム性に対峙すると弱めに谷を狙ったチョロで打ちたがったりしちゃうわけですが、この機械の場合、
 
          
なんのために【右ルート】への振り分け役物が搭載されているのか?ってのがポイントになります。
まぁ、右ルートに玉が流れないで、左の振り分けだけでいいんだよってのならこっから先はお読みいただかなくても宜しいわけですが(笑
 
役物内へ侵入した遊技球が左のステージを突破しないとセンター内にまで辿りつけず、且つ、センター内回転体のV位置に乗っからないとデジタルは始動しない3アクションの遊技フロー。実営業になって、いったいどのくらいのBO値になるかは想像に難くないわけですが、こんな遊技フローだからこそ右ルートが存在するわけです。ね。
で、チョロで打ちますと、上部スルーへの侵入ルートが1個所に固定されてしまいます。昔の一発台ならそれでいいのですが、玉の流れが固定されるということは、イレギュラーが起き辛くなるってことでして、侵入球にイレギュラーが起き辛くなりますと、当機の場合、右ルートへ回る確率が非常に下がってしまうわけです。
試打していただければご理解頂けると思うのですが、2個の遊技球が追っかけてノッキングを起こして初めて右ルートへの道が拓かれる構造となっているわけですので、チョロのルートに偏ってしまうと、かなり侵入個数を上げないとノッキングなど起こらない。ブッコミから天をまたぐ遊技球があってこそノッキングが起こりやすくなるわけです。言い方を変えますと、天ブロック周辺で絡む遊技球の役物侵入ルートは、調整次第で3か所以上存在させることができます。侵入ルートが多くなれば多くなるほどイレギュラーは起こりやすくなるわけですから、その分ノッキングの可能性も上がり右ルートからのセンター侵入機会も増えるということになります。
それが無いととんでもなく辛い機械になってしまう可能性が非常に高いと考えますので取り上げさせていただきました。
 
えっ?
どーやってチョロ打ちをさせない様にするんだ?って?
 
お客様とコミットしていただいても結構ですし、左最上部の垂れの左角釘を気持ち上げて整備するだけでもチョロでは打ち辛くなったりします。よね。
 
あっ!そーそー。
この手の【打ち筋】が整っている方が良い機械や羽根ものは、セル替えだとどーしてもハンドルバネ等の摩耗や疲弊で起こりうる玉筋のバラつきを、コッチが思っている以上に遊技者が気にしだす事があったりしますので、できれば本体購入が良いのです。
 
ということで、入れ替え作業、張り切ってまいりましょぅ!
 

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